ハイジの国からの記事

 

寒いです。。

といっても、最低気温はせいぜいマイナス4度、

最高気温がマイナス2度、とごく普通のスイスの

冬の気候ですが、強風で体感温度はマイナス10度。

古い我が家は隙間だらけなのでかなり寒いです。

セントラルヒーティングでの暖房ですがスイス全土で

暖房を17度に下げるよう連邦政府から勧告が出ている

ので例年より厳しい環境です。

(借家なので暖房の調節は大家さんである自治体の管理) 

今朝の室温は14度でした。
連邦政府からは最近、各家庭に印刷物が配られました。

それには、国際情勢のせいでの電力不足であっても、

この冬を乗り切るための工夫が書いてありました。


・室温は17度、お風呂場やトイレは21度まで。

・換気は1日3回で、5分以内に窓を閉める。

・寒くても室内で電気ストーブやオイルヒーターの

 使用は禁止。etc・・・

 

「え〜!(濁音付き)」といってるのは私だけです。

ヒーター禁止って無理だからって、騒いでいる側で

「厚着しろ」と、さらっと相棒に言われました。
そして、これに対して騒いでいるスイス人なんて

いないのに気がつきました。

とにかく寒さにやたら強い人々です。

 

知人のお宅に食事にお呼ばれしてビックリしたのは

家が寒い!です。

私の体感では室温は16度でした。

知人(70歳後半の女性)は薄手のセーター1枚だけ

ニコニコ迎えてくださいました。

重ね着していてもなお寒い私は我慢していました。

やがて食事は終わりかけ、でももうアカン。。

これからまだ食後のおしゃべりが続きそうだったので

「すみませんが仕事を思い出しました!」と苦し紛れの

ウソをついておいとましてしまいました。

私の手足は凍え切ってましたが、他の方々(4人ほど)は

平気のようでした。


帰宅途中の車内で相棒に、「ウソなの、ごめんね」と

白状しましたが、「オマエはあったかい国から来てる

からな〜、無理だろうな〜」と理解してくれました。

私はちょっと恥ずかしかったです。

彼によるとスイスの一般家庭の室温なんてあんなもんだ、

ウチが暖房しすぎ、なんだそうです。。

確かに最近我が家では

「オイルヒーターが禁止なら薪ストーブだー!」

で、毎日薪を焚いてます。

薪ストーブは禁止されてません。

そのための薪運びなんて私は全くへっちゃらです。

 

スイスの薪ストーブ に対する画像結果
 

自宅へ戻ってショウガ入りの熱い飲み物を作り、

ホッとしました。

ショウガは偉大なる食材であります。

  冬の生姜ドリンク に対する画像結果

 

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日本社会の振り子の揺れ方を観ても、残念ながら

数年で日本経済が振り返す現象は起きにくいと

思います。
どちらかというと、日本社会はこれから起きる

経済の冬眠に備えているように思えるからです。

日本は昭和30年代の生活レベルまで下がるだろう。

私は、そういう未来小説を読んでおります。

その時、出来るだけショックが少なく。

ソフトランディングで移行出来たら良いな。

と願っております。

・感染症の影響で労働人口が激減する未来。
・食糧難と増税で実施される未来。
・国際紛争と地域テロの未来。
・天変地異。地震か津波か火山か大雨か。


この4つの扉をくぐって、でも出来るだけ小難に

というソフトランディングでくぐれますように。
そのためには見かけのGDP活動では、日本経済は

停滞しているように見える時期はしばらく続くと

思います。

でも私たちは経験的に知っています。
GDPは国民の幸福度とは関係ないことを。
そしてまたこういうことも知っています。
半分得るためには、意図的に半分手放すことも

必要だと。

4つの扉を出来るだけ小難とソフトランディングで

くぐり抜けられますように。

しっかり観ていきたいと思います。

 


 

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