人を変えることは難しい
私、K市に赴任してきた頃はマイナス思考が強かったのですが、今はだいぶ改善していると思います。「他人を変えることはできないが、自分自身の考え方を変えることはできる」ということを信念とし、プラス思考への転換を図ってきました。その成果なのかは知らないですが、今は結婚もできて平穏な家庭生活ができています。
なかなか難しいのですが、いかに人の意見を汲み入れたように感じさせて、私がやって欲しいことをやらせるように誘導するという感じでしょうか。これがハマると意外と気持ちいいですし、自分自身の仕事まで他の人に振ることができます。同じ仕事をするなら、やりたいようにやってもらった方がいいですし、失敗のフォローはするくらいの気持ちです。ただ、これが自分の意図した通りに運ばないことも最近は多いんです。まず言うことを聞かない勝手な行動を取る奴に翻弄させられています。はっきり言って、こちらの努力を全て無にする所か、マイナスにまでしてくれます。
いくらプラス思考へ転換させる技を身に着けているとは言っても、基本的なマイナス思考という本質は変わっていません。転勤が決まってからしばらくは心穏やかに生活していましたが、転勤が近づいてくるとよくわからないのですが苛々していまいます。
転勤を決意させられた根源となる奴らの顔を見るのも嫌なんです。何でお前に言われなきゃ駄目なんだよっていつも思ってしまいます。別に何してくれって訳じゃないんですけど、散々迷惑かけて言うこと聞かない奴らに、挨拶すらされたくないって所まで来ています。全く会話はしていません。目の前に現れないで欲しいです。20日後には転勤してしまって毎日会わなくても済むようになるのに、困ったものです。
全員が敵というわけではないですけど、ほんの一部の人間であっても、気に入らない奴と同じ空間に居たくないですからね。行動を見ているだけで苛々します。繰り返しますが、視界にも入れたくありません。
異常かと思われそうですが、実は同じ部署で同じS市に転勤になる同僚がいます。その人も私と全く同じような感情のようですので、私がおかしいというわけじゃないんだなと思い込ませています。
人間誰しも苛立つことはあると思いますが、苛々の本質は「自分自身で解決できない状況下に陥り、脳が混乱している状況だ」という話を聞いたことがあります。確かに、冷静になって見つめ直してみると、はじめは無理難題だと思っていても、解決策を見出して動き出した瞬間に苛々は不思議と収まり、解決することで喜びに変わっています。そのようなことから、苛々する場面に陥ったら一旦冷静になって、落ち着いて解決策を見つけるのが意外と上手く行きます。アンガーマネージメントという言葉もありますが、どのように自分の感情をコントロールするかは非常に難しい課題です。
結局、転勤を決意した理由は、無理難題を私なりに解決の方向に導く最善策を提示して承認されたのに、それを実行せずに解決不可能な状況に陥らされ、多大な迷惑を被ったからというのが一番大きいです。私が提案した解決策をことごとく潰されて最悪の状況に陥らせられました。その根幹となる奴らの顔なんて金輪際見たくない、そういう思いが強まっている状況です。そういう奴らを取り除くことなんて絶対できる訳ありませんので、私が消えればいいんです。そのような訳で家族と離れ離れになっても、単身赴任という形を取りました。あと20日も無いんですけど、耐えられるのでしょうか？
こんな精神状態で大丈夫なのか、自分自身が心配になります。