雨雨 、握った小石で差異を知り冷たさ残る指先で繋がりも差異から雨に濡れ 雨になれない私が土に染み 雨粒だった泥濘に落ちた一枚葉は船として生涯を終えるのか小石は足元 葉は泥濘に呑まれいつか砂になろう私達はどの先に土になれるだろう思うは土に非ず何時ぞや この泥濘もそうだったのか