皆様こんにちは! 

にこぷらすのブログにご訪問いただき 

ありがとうございます 

今日も文章長いので 

トイレとか用事を済ませてから 

落ち着いてお読みくださいませ(^_^) 



さて二胡を始めたばかりの時に 

気になること 

それは・・・・・ 



 二胡が膝の上で動いちゃう! 




慣れてくると 

どんな状況でも安定するので 

全然気にも留めなくなるのですが 

習い初めのうちは 

とにかくあちこちズレて動くので 

弾きにくくて 

すごく気になってしまいます 



ひとまず! 



お嬢様方は二胡を弾く時だけは 

裏地のあるスカートや 

ひらひらフワフワのスカートなどを 

着用しないという対策を 

とってみてくださいませ 



イヤよ! 

私は好きなお洋服を着て 

二胡を弾きたいのっ! 




まぁまぁまぁ  

そうおっしゃらず・・・(^_^;) 


半年くらい経てば 

段々二胡の構え方が安定してきて 

何を着ていても 

二胡がズレたりしなくなります 

そうしたら好きなお洋服を着用しても 

大丈夫ですから安心してください 

それまでの辛抱ですよ(^_^) 




お洋服以外の対策としては 

座る時に大腿部が 

水平になるようにすると良いです 

 

椅子が高めだと 

どうしても大腿部が斜めになるので 

二胡が滑りやすくなります

 (慣れれば斜めでもズレなくなりますが)

足台などを使って 

安定的に大腿部を水平に保てるように 

工夫してみてください 



適切な足台などが無い時は 

かかとを上げて調節することが 

多いと思いますが 

そのままだと不安定ですし 

体に変な緊張を呼び込むことになります 

そういう時は

かかとを椅子の脚に寄りかからせると 

楽に安定させられるので 

良いですよ(^_^) 






以前に膝の上での 

二胡の置き所に関しては書きましたが 

↓↓↓


今回は

それをもう少し掘り下げて

どうすると安定させやすいのかを

書きたいと思います




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 

自分から見て前後方向にズレるのを 

防ぐにはどうすれば良いのか?++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 

まず弓の面から見てみると

弓によって二胡にかかる

前後方向の力は

内弦時の自分の方向にかかる力と 

外弦時の前方ななめ下にかかる力です 


初心者さんあるあるで

外弦を弾く時は弓でストレートに

前に向かって力を加えてしまいがちですが

前方向には

何もブロックしてくれるものがないので

そのまま二胡が持っていかれて

ズレる原因になっていたりします 


初心者さんは 

内弦を弾く時は自分の方に 

力を加えるので 

外弦の時はそれとは正反対の方向に 

力を加えれば良いのだと 

思ってしまう方が多いようなのですが 

外弦を弾く時は前ではなく 

前方斜め下方向に 

力を加えるのがお約束です! 

斜め下方向に力が向かえば

その方向には大腿がありますから

二胡は大腿部にブロックしてもらえるので

ズレにくくなるというわけです

↓↓↓

外弦を弾く時は

親指で弓竿を下に押すようにすると

弓竿が琴筒の側面に沿って滑り

結果として自然に斜め下方向に

力を加えることができますよ(^_^)

↓↓↓



次に二胡の置き方の面から見てみると

二胡がズレてしまう方の多くは

膝の上の半端な位置に

ポンと置いただけの状態になっていることが

ほとんどです

そして

なぜか二胡を垂直に構えようとします

こんな感じ↓↓↓


この状態で

弓で前後・左右・斜めに力をかければ

二胡は置いてあるだけなのですから

簡単にズレてしまいます


さらに

初心者さんは弓の力加減が

強くなりすぎることが多いので

余計にズレてしまうのです(-_-;)




ズレなくするためには!!

二胡を少しだけ前に傾けて

琴筒を大腿部付け根部分と下腹部の

2面で受け止めるように構えれば

弓をどう動かしても

膝の上でズレたり滑ったりしなくなります

こんな感じ↓↓↓


琴筒を大腿部と下腹部の2面で

しっかりホールドできていると

前後方向のズレだけでなく

弓を左右に動かした時の

左右方向へのズレや

運弓時に二胡が琴棹を中心に

円運動でグラグラするのも

下腹部でブロックすることができます

↓↓↓


琴筒を2面でしっかり

ホールドするというのは

結構重要なのでございますよ!

(^o^)ホホホ!




それから

初心者さんは

琴筒が大腿部の付け根部分にあると

弾きにくいのか

無意識に自分で琴筒を前へ前へと

置き直してしまうことも多いです


「なんか二胡が動いちゃうんですぅ~」とか

のたまいますが

動いちゃうのではなく

あなたが動かしているのでございますよ



・・・・・とツッコミたい (-_-;)



弾きにくいのは

琴筒が大腿部の付け根にあるからではなく

フォームのどこかが不適切なせいで

パワーバランスが崩れて

弾きにくくなっているだけなので

(元弓が弾きにくいのも含めて)

この場合は

基本フォームや運弓フォームに

変な自己流のクセがついていないか

あらためて確認してみてください

良くないクセを修正して

琴筒は常に大腿部の付け根部分に

置くようにしてください



すぐに前方向にズレる傾向の方は

フォームの他にも

■外弦を弾く時の力を加える方向が 

 ちゃんと斜め下になっているか

■運弓の力加減が強すぎていないか

この2点を確認してみてください




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

左右方向のズレや傾倒防止策は?++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

琴棹を左右にグラグラさせると

それだけでも

二胡はチビチビとズレていきます

二胡をズラさないためには

安定して二胡を支持することも

大事なのでございます!



琴棹を安定させるには!!

大腿部の中心線上に

二胡の琴棹の延長線が来るように置くと

安定しやすくなります


なぜかというと

二胡本体の重心はどのデザインの二胡も

ほぼ琴筒のシェイプされた部分にあるので

琴棹の延長線が大腿部の中心線上に来れば

二胡の重心は

大腿部の中心線から

少し左にズレた位置に来るため

左手側に倒れていくようになります

↓↓↓

左側に倒れれば

琴棹は左手で支持していますから

虎口で受け止めることができます

それ以上倒れる心配がありません

ですから

重心が左寄りにある方が良いのです


ただし!

重心を左に寄せすぎるのも

琴棹を左手で支える負担が増えるので

好ましくないのです


少~し左に倒れるかな~ どうかな~

くらいの所にしておくと

左手が琴棹を支える負担が少ないので

変な力を入れすに済みますから

弦をおさえる時に

指を動かしやすいですし

将来ポジション移動をやる時にも

左手の虎口の移動がしやすくて

都合が良いのでございます(^_^)


※ポジション移動とは虎口の位置を 

 移動させる動作のことです





琴棹のラインが

大腿部の中心線より右に来ると

重心が右寄りになるので

二胡は右手側に倒れやすくなります

↓↓↓

すると右手側は

受け止めるものが何もないので

二胡が倒れないようにしよう必死になり

どうしても

■琴棹を虎口でギュッとはさむ

■親指を曲げて琴棹を押さえつける

という

良くない行動が出てきてしまうのです



右に倒れやすい場合は

琴棹の延長線を大腿部の中心線上まで

移動させてください

(重心位置を左に移動するということです)

その後

二胡の置き所を

左に少し倒れ始めるかなぁ~くらいの辺りに

微調整してみてください



上記をしっかり実践しても

ズレがひどい場合は

運弓の軌道が合っていないかもしれません


■左右一直線上に運弓できているかどうか



■不必要な方向に過度の力をかけていないか



などを確認してみてください

本来力を加える方向ではない方へ

過度の力を加えれば

そりゃ~

当然ズレやすくなりますからね(^_^;)



その他にも

物理的に琴托が滑りやすそうな

形状・材質の場合は

琴托の大腿部との接触部分に

フェルトなどを貼りつけると

摩擦力が増加して滑りにくくなり

さらに弾きやすくなると思います

こちらを参考にどうぞ!

↓↓↓




いかがでしたか?

二胡のズレにお悩みの皆様

以上を確認して
ダメな例に当てはまっていたところを
修正して頂くと
二胡の安定感は格段にアップして
かなり弾きやすくなると思いますよ(^_^)




本日も

お読みいただきありがとうございました

参考になったかしら?

それでは皆様、ごきげんよう!