2005年8月、またたま19歳夏休みのお話
旭川で一泊しました!
旭川といったら、やっぱり外せないのが『旭山動物園』だよね!🐾朝イチで向かいます!
“命を伝える動物園”として有名で、動物の自然な行動を引き出す展示にこだわっている…
僕1人で行った『おびひろ動物園』もそうだけど、僕ら獣医学生にとって動物園は、ただの観光じゃなくて、夏休みの宿題“動物と一緒に写真を撮る”のも目的の一つだけど、現場の工夫や飼育の方法を直接体感できる貴重な学びの場所!教室では学べないことを肌で感じるのが目的なんだ!だなんて優等生ぶった発言してみたよ😆
でもねぇ!!でもねぇ………
🐻❄️ホッキョクグマ館では、ちょうどプールに豪快ダイブの瞬間に遭遇!いやぁ〜、ルルちゃん!サービス精神旺盛すぎるねぇ😆
「きゃーっ!水しぶき来た〜!」
「ともちゃん、写真撮れた!?」
「んもう〜動き速すぎてブレブレだよ〜!」
えりちゃん、ともちゃん、めぇちゃんがスマホを構えてキャピキャピ大騒ぎ😀
でも実際には、この「豪快なダイブ」も捕獲行動を引き出す展示の一つ☝️
飼育員さんいわく、水中にエサを落とすタイミングや配置を工夫して、クマが自発的に遊びや狩りの行動を見せる仕組みなんだとか…
🐧ペンギン館の水中トンネルでは、頭上をペンギンがスイスイ飛ぶように泳ぐ姿にみんな釘付けだよ!やっぱりジェンツーさんの豪快に羽ばたいて高速で泳ぐ姿は圧巻だねぇ!さすが最速のペンギン!ジェンツーペンギン!😆
「すごい…本当に飛んでるみたいね」
「オレも混ざりたい〜!」
「水中を飛ぶ鳥だと言われるだけあるね!うっきーには到底敵わないよ」
きみえっちが真剣に見上げる横で、うっきーが両手をバタバタ、すーつんが珍しく冷静かつ辛辣にツッコむので、みんなで爆笑したよ🤣
飼育員さんが教えてくれたのは、「人がペンギンの視点で空を飛ぶ体験を意識して設計している」ということ☝️観客に気づいたペンギンがスピードを上げたり急旋回したりするのも、環境が刺激になっているからだそう…
🦭アザラシ館の円柱水槽では、ゴマフアザラシのカムイが目の前を“にゅにゅっ”と通過!カムイくん、カムラ母の目を盗んで冒険中かな😆?
「おぉっ!」
「これ、ほんと考えられた展示だよな」
「見せるためじゃなく、動物の行動を引き出す仕掛けなんだろうな」
ひでちとてるは身を乗り出して見入ってる、にぃくんとどんは腕を組んでしきりと感心してる😲
アザラシ館は昨年(2004年)できたばかり、筒状の水槽は、アザラシが上下運動を繰り返す習性を利用したもの☝️閉じ込めるのではなく、自然に近い「縦の動き」を選ばせることで、観察者にとっても学びやすい姿になるらしい…
🐺オオカミの森では、丘の上にある「はいあがり棟」から、シンリンオオカミの群れを観察できる仕組み☝️オオカミが見下ろす位置に立つことで、人間は自然と“下位”の立場になる…これ、単なる風景じゃなくて、群れ社会におけるオオカミの優位性を尊重した設計なんだよね🤔
ホント、群れで歩いてるの迫力あるなぁ…目が合って背筋がゾクッとしたよ😱
🦊レッサーパンダの吊り橋では、来園者の頭上をスイスイ渡ってるよ😍その姿、かわいさ大爆発💕
「いやもう、アイドルじゃん!」
女子たちは歓声をあげっぱなし…よーこがいたら…ここでも歓喜乱舞炸裂だね😅
でも、“木の上で生活する本来の行動”を引き出す工夫がきちんとされてることに注目しよう💡
「サーカスみたいに見えるけど、これは習性そのまんまなんだね」
すーつんの冷静なコメントに全員納得😌
🦧オランウータン舎では、ロープを伝って高所を悠々と移動する空中散歩が圧巻😲 木の上での生活に適応したオランウータンの特性をそのまま展示に活かしていて、“高さ”をどう環境に取り入れるかの良いモデル☝️
「腕力えげつないな…!」
ひでちとてるが同じ感嘆の声をあげた…てるは純粋な感嘆だろうけど、ひでちは多分自分の筋肉と比べての驚きだろうね😅
🦫カピバラ温泉では、湯けむりの中で目を細めて浸かる姿がほっこり癒しだね☺️観光客の人気は言うまでもないけど、これもただの癒しショットじゃなく、保温や皮膚管理の意味もあるんだよ☝️
「ボクちゃんも混ざりたーい!」と、うっきーがちゃっかりボケて全員に叩かれてた🤣
特別天然記念物のタンチョウヅル🦢
羽ばたくたびに風切り音がして、間近で見ると本当に神々しい✨ そうだ、知ってるかなぁ?タンチョウの頭のてっぺん赤いの、これは羽じゃなくて皮膚がポコポコと露出してる部分で、血管が透けて赤く見えてるんだよ!頭のてっぺんハゲ……😅つるっぱげ、って呟いたら女子たちから睨まれちゃった😂
肉食獣エリアの迫力は圧巻🦁🐯!
「やっぱネコ科のしなやかさって惚れるわぁ…💕」
めぇちゃんがガラスに張り付いて、なんかオソロシイこと言ってた😨どなたかにガォーするの?……
ただ力強さを見せるだけでなく、運動量を確保する工夫がされていて、飼育者側の試行錯誤が伝わってくるよね😙
そして、動物園のスタッフさんにバックヤードを案内してもらって、普段の管理や展示設計について直接お話を伺いました
「当園の展示は、動物自身が自由に選択できるように設計しています、隠れる場所や遊ぶ場所、どのようにどんなふうに選んでも自由、それがストレスの軽減につながります」
「“もぐもぐタイム”は見せ物ではなく、給餌を通じて健康状態を確認し、動物との信頼関係を築く大切な時間なんです」
厳しい口調で淡々と説明されるものだから、みんな背筋を伸ばしてきいていました😐けれども、最後に「現場でしか分からないことを吸収していってください、将来きっと役に立ちますよ」と笑ってくださり、じんわり心が温かくなりました😊
………でもねぇ!!でもねぇ!!
今日のこの体験って、ナベフキの今期の試験問題……
『動物園で飼育されている動物のストレスレベル評価に、生理学的指標がどのように用いられますか?具体的な指標とその測定方法について、動物のストレス回避行動をふまえて自由に考察しなさい』
ね!そのまんまだよね?!ね!ね!
………みんな気づいてるかなぁ😅
園を出る頃には、ただ「楽しかった!」だけじゃなくて、動物の行動展示の工夫とか、飼育管理の裏側とか、人と動物の距離感の大切さとか……思ってた以上にちゃんと“学び”を持ち帰ってる自分がいてビックリ!
振り返ってみれば、旭山動物園って「かわいい!」「迫力すごい!」っていう観光目線の楽しさと、「なるほどこういう仕組みか!」っていう博物館相当施設の学びが、いい感じにごちゃ混ぜで体験できる場所だったんだなぁ…と😀
つまり結論!旭山動物園、僕らのこの夏の学びを、楽しく一気に広げてくれた最高の現場でした!
m(_ _)m✨✨