きょうのおランチの白身魚のピカタ。


白身魚を玉子と小麦粉の衣で包み、

デミソースで仕上げた。

白身魚の鮮度が衣のふわふわ感と合い交わり、

デミソースが上品な味わいを提供する😋

更に、

ピカタに敷かれた様々な野菜が、

ほんのり苦味と甘味を与えることで、

この白身魚のピカタは、

非常に味わい深いものとなった。


今回、

このおランチのピカタを食したことから、

ピカタにまつわるアキノリくんの体験談をカキコする。


アキノリくんは、

大学生時代、

とある高級レストランでアルバイトをしていた。

そして長く継続するほどに頑張りの影がくっきりと現れる。

この影を、

横着さと人は表現することやろう。

実際、

アキノリくんは、

自分以外のモンが新しく入ったことで、

人間関係が横着になった。

そしてこの横着さは、

接客にも現れる。


ある日、

このお店で人気の魚のピカタがランチで出されていた。

人気があるということは、

お店は満員ということになる。

そんな状況下に、

ひとりの背の低いおばあさんがお店に入り、

「ピカタをいただきたいの」とお願いした。

アキノリくんは冷たく、

「満席ですから」と言って、

新聞紙を持ってきて床に広げ、

「ここで食べられてください」と言った。


新聞紙の上でも、

このおばあさんはうれしそうにピカタを食べていた。

アキノリくんは、

「ババたん!このお店はシルバー割引き無いんですよね」と冷たく言うと、

おばあさんもツンとしながら、

ピカタを食べまくった。


そこに、

レストランの経営部社員達が来て、

新聞紙の上でピカタを食ってるおばあさんを見て驚き🫢

「オーナー⁉️なぜ、そんなところに------⁉️」と絶句した。

アキノリくんはおばあさんにうやうやしく、

「オーナー❗️最上のお席をご用意しますよ❗️ご案内させていただきますね!」と言い、

一方で、

他の店員達に、

「誰や⁉️オーナーをこんな目に合わせた奴は⁉️」と怒鳴った!

オーナーはアキノリくんに「お前や❗️」と怒鳴った!


後で経営部社員達から、

ドルビーアトモス級のやかましい説教を喰らい、

アキノリくんは、

「ぼくはお仕事失っちゃう」と呟いて涙ぐんだ😢

そこにオーナーである先のおばあさんが来て、

「泣いとる暇があるのなら、しっかりとした接客を学べよ」と言うので、

経営部社員達は不満そうに、

「オーナー!こんなバイトは辞めさせるべきです!」と反論したが、

オーナーは社員達に、

「お黙り!接客もロクにできん人間雇ったとよそ様に知られるのは恥やろが⁉️それなら、このレストランでのシンの接客覚えさせた方がどれだけ徳になるか」と言い返した。


そしてオーナーはアキノリくんに魚のピカタを食わせた。

アキノリくんはまともにこのレストランの人気のピカタを食ったことがなかったので、

その美味さに感動した🥹

オーナーは言った。

「ピカタはな、生臭い魚を衣で包んで別の魚料理のようにするんや。衣の中身は生臭い魚。それを上手く包みあげてナンボとなる。人の生き方もピカタのように悪い心を包まんとピカタにあざ笑われますさかいに」、と。

そして、

アキノリくんは、

この日を境に、

人が変わったように真面目に接客して、

キッチンに入ってまでお手伝いした。


このことを知った、

アキノリくんのダチのヨウイチはガク(愕)😱が入り、

「アイツにナニが起こったんや⁉️」とうろたえた。