2021年の3月には全国民がワクチン接種していると高らかに息巻いていた官邸やったけど、
結果は、
医療従事者接種の後、
5月あたりに、
高齢者接種が始まった。

コロナになりたくない、
すずめちゃんとハチさんは、
6月に、
勝手に、
高齢者に混じって接種会場に来たが、
当然ながら、
断られてしまった。
パニくった二人は、
会場の外で、
「ダフ屋‼️ダフ屋‼️」と大声で呼びまくった!
ワクチン接種ルールを知らんかったからや。

意気消沈の二人に、
同業者にして老舗スズメバチ駆除会社の社長が、
職場接種に組み入れてやるから、
当分ウチで働けと言ってくれた。
丸顔で樽腹のこの社長は、
クマチという名やったけど、
喉頭部所が慢性麻痺を起こしてるところがある為、
鼻呼吸する度に、
喉奥から「ブーン」という音を響かせるので、
クマンバチ親分と言われていた。
このクマンバチ親分のおかげで、
すずめちゃんとハチさんは、
モデルナ製ワクチンの接種を7月と8月の2回に分けて、
行うこととなった。

が、
接種前から、
副反応の痛さが騒がれていたので、
二人は恐ろしくなった。

そこで、
接種したばかりの知人を訪ねてみた。
そしたら、
腕が上がらないとワンワン大泣きしてたので、
すずめちゃんとハチさんの恐怖心は、
倍増に倍増した😨😨‼️

当日、
ハチさんは、
恐ろしさのあまり、
事前に、
ロキソニンSの飲み過ぎで、
胃を壊して、
そのまま内科へと直行することとなった。

すずめちゃんは一人、
予診室に入った。
そして医師に、
「ワクチン打つ前に全身麻酔してちょうだい‼️」とお願い🤲したが、
スルーされた。

接種室に入ったすずめちゃんは、
担当看護師に、
「針を刺さなくていいわ。尻痔(シリンジと間違っていた)の液を飲むから」と言った。
けど、
注射しないと意味がないと説得された。
すずめちゃんは泣きそうに、
「今から3年前、駐車禁止を無視したら罰金取られたのよ」とワケのわからんことを言った。

いざ接種となると、
すずめちゃんは、
膝を着いて腕を上げ、
もう片方の手で顔を覆った。
看護師さんから優しく、
そんなに構えなくていいと言われて落ち着いた。

すずめちゃんは顔を背けて腕を伸ばして、
「いつでもいいわよ!!」と投げ捨てた口調を吐いた!
看護師は「もう終わってます」と言った。
すずめちゃんは驚き、
「え😳ナニも感じなかったわ😳😳」と言うと、
数時間して普通は痛み出すと説得された。
すずめちゃんは、
痛くなったらモルヒネ打つようにお願い🤲したが、
再び、
スルーされた。

後から痛くなると言うセリフに、
すずめちゃんの心臓はバクバクした。

そこで、
心を落ち着けようと、
三千万家の茶人、
かきのもとのまる子(柿本まる子)の元に行き、
茶をいただいた。
その際、
かきのもとのまる子から、
「すずめさん。いくらワクチン接種の痛みがあっても、スズメバチに刺される痛みよりはマシではございませんか?」と言われた。
すずめちゃんは悲しく、
「あなたのその問いに答えは無いのよ。だってあたしは、スズメバチに刺されたことがないんだから」と答えた。