今から約7年くらい前の話。

凄まじい交通事故があった。
すぐに近くにいた人たちが、
車内にいる人を外に出し、
携帯で、
救急車🚑を呼んだ。

そこに60代くらいの女性が、
倒れて動かなくなった男性のそばにより、
手持ちバッグから、
ガーゼを取り出して、
胸に当てた。
そして、
喉近くで膨れているところを触り、
「大変だわ❗️気道が詰まって腫れてるわ❗️」と叫んだ。
近くの人から「あんた誰😦❓」と問われた女性は、
「あたしは医師です!救急車はまだなの⁉️」と叫び、
男性の破れたジーンズの膝部が擦りむけて出血🩸してるのを見て、
「まずは応急処置ね‼️」と言って、
バンドエイド🩹を貼った。
そして、
立ち去ろうとしたので、
周りの人たちから、
「気道が塞がれてるんでしょう⁉️なんとかしてください‼️」と言われると、
女性は、
「あたしが喉をかっさばけと言うの😡救急車🚑に任せなさい‼️」とキレて、
姿を消した。

女性がいなくなると同時に救急車🚑が来た。
全身打撲と判断されたが、
気道が塞がれてるという事実は無かった。
あの膨らみは、
事故とは関係のない、
ただの無害なこぶやった。

しばらくして、
また、
大きな交通事故があり、
人だかりとなった。
車内の気絶した男性運転手が運ばれると、
また、
医師を名乗ったあの女性が来た。
そして、
膨れ上がった腹部にガーゼを当てて、
「内臓破裂でお腹が腫れてるわ‼️救急車🚑はまだなの⁉️」と叫び、
擦りむけて血🩸が流れている腕に、
「まずは応急処置よ!!」と叫んで、
バンドエイド🩹を貼った。
そして立ち去ろうとしたので、
また、
人々から、
「内臓破裂してるのをほっとくんですか⁉️」と言われた。
女性は、
「腹を切るには介錯人が必要なんです‼️」と怒鳴って姿を消した。
みんな、
ナンで医療行為としての腹部切除に介錯がいるんやろか🤔と考えてたところに、
救急車🚑が来た。

やはり、
全身打撲に加えて脳震盪を起こしてると判断されたが、
内臓破裂の事実は確認されなかった。
腹部の大きな膨らみは、
ただの三段腹やった。

交通事故のたびにこうしたことが続いたので、
ついに女性は、
現行時連行されることとなった。

すぐに、
女性のいる警察署に、
白髪頭の初老の男性が現れ、
自身を精神科医だと述べた。
そして、
この女性が、
テレビドラマの「ドクターX~外科医・大門未知子」の見過ぎで、
自分を大門未知子だと思い込みすぎての行為やったことを説明した。
けど、
警察側から、
「でも本人は医師だと言ったんですよ。詐欺罪に問われる可能性があります」と言うと、
精神科医は、
「この方はイシイという名です。そしてすぐに息切れして言葉の最後を発音しない癖があります。当人がイシイだと述べた際に、イシイの最後のイの字を発音しなかった可能性もあります」と言い返した。
それに、
偽医療行為の実害もなかったので、
精神科への入院という決着で、
この件は、
幕がおろされることとなった。