高齢化社会突入!!

そして、
その副産物としての老老介護。
その大変さと過酷さの記録です😢

60代後半のナミコは、
90代の母チヨミの老老介護に苦労していた。

その日も、
金メッキの車椅子に王冠被ったチヨミを、
ナミコが押していた。
チヨミは元気に、
「日が暮れる前に世界一周するんだよ!!」と声を張り上げた!
ナミコは鼻で笑い、
「押してもらってるんですもんね。なんとでも言えるわ」と嫌味。
チヨミは、
押し方が上手くなったわね。素晴らしい推しメンだわ」とほめると、
ナミコは、
「訳のわからんほめ言葉とかうれしくないわ」と言い返した。

しばらく歩きながら、
ナミコは、
「あたしたち、ずいぶん、長く生きた気がする」と呟く。
チヨミは、
「そうやな。確か、乃木大将が亡くなられた時に、無理心中しようとしたわいな」と言うと、
ナミコはキレて、
「乃木大将ですって⁉️そんな昔に生きてたはずないわ❗️明治時代やないの😡⁉️」と声を荒げた!
チヨミは、
「樋口一葉のお札持ったら勘違いするもんさね😠」と食ってかかる。

ちびっとギクシャクしつつも、
当て所無く歩きつつ、
ナミコは、
「アスファルトの道は膝を悪くする」と呟くと、
チヨミは、
「45年前のサイゴン陥落に比べたらそんなもん😏米軍が撤退すると同時にベトコンが来たんやから」と言うと、
ナミコは、
「おったんか⁉️お前😡」と言い返した!

風が強くなったので、
ナミコは車椅子を停めた。
そして、
「ああ、娘が代わりにしてくれたら」と泣き言を漏らした。
そしたらチヨミは、
「あんなピテカントロプス(直立猿人のこと)に押されたら、初盆を迎えることになる」と言った。
ナミコはガチギレして、
「人の娘つかまえてなにがピテカントロプスよ😡失礼な🤬‼️」と叫んだ!
チヨミも負けずに、
「どんな男と結婚してあんなウドの大木が生まれるんだか🤔❓キングコングのDNAが混ざっとんやねぇの⁉️」と言い返す!

そしたら、
ナミコが目を閉じ、
苦しそうに腹に手をやった。
チヨミは、
「こんなところで妊娠するなよ」と声掛ける。
ナミコは腹を押さえたまま、
「お母さん。うんちが出たわ」と言った。
チヨミはぶ然として、
手持ちバックから画用紙を一枚出して、
「拭いて来なさい!!」と厳しく言った。
ナミコはガチギレして、
「画用紙でケツを拭けと言うの😡⁉️平手打ちカマすわよ‼️」と大声出した!
チヨミはバックから印籠を取り出して、
「控えなさい‼️」と叫んだ!
印籠にはカタカナと漢字で、
『ヴィクトリア女王』と書かれていた。
ナミコは、
うやうやしくお辞儀した。
でないと、
泥沼になることを、
よくよく知ってたからや😞

ケイイチロウ、ケイジロウ、レフティ、
いつかは、
人は老いる。
けど、
心をイキイキとして、
過ごしていこう👍👍👍