
あの馬場亜子とマスラオ夫婦とは犬猿の仲。
任侠道をひたすら歩みつつも、
海産物への愛情故に、
カタギになり、
魚屋を経営した、
ウオ大将の、
子供時代の思い出話。
今から60年前の長崎県五島列島。
山には農民が作物を育て、
海には漁民が海に幸を得る。
そこで、
山地と海地の超えてはならない線引きが行われた(簡単に言って、縄張り決め)。
しかし、
圧倒的に、
海がデカい五島列島においての線引きは、
38度線をはるかに凌駕する、
83度線やった。
この、
差別的な線引きに対して、
山の住民は、
海の民を呪詛した(簡単に言って、マジギレした)。
そんな、
状況下、
ウオ大将の家は、
海側にあった。
ウオ大将の家庭は、
父、ウオ皇帝。
母、ウオ皇后。
兄、ウオ将軍。
妹、ウオ女官。
そして、
ウオ大将を含めて五人各様、
全員、
気が荒かった。
当然、
商売は魚屋。
ある日、
ウオ皇帝は、
ウオ大将に、
満ち潮になったから、海辺に網を仕掛けろと言った。
が、
ウオ大将は、
近所の友達と遊びに行って、
ウオ皇帝の言いつけに背いた。
その為、
魚が取れなかったので、
家の食卓は、
ワカメ料理のフルコースになった。
ウオ皇帝はガチギレして、
ウオ大将を叩きまくり、
ウオ大将は、
自衛の為に、
ポケットから練り込んだワサビを取り出して、
ウオ皇帝の目に投げ付けた!
悲鳴を上げて目を押さえるウオ皇帝を見たウオ将軍は、
ウオ大将に逃げろと言った。
ウオ女官が、
ウオ大将のワラジを用意していた。
ウオ大将は涙ぐんで、
「ありがとう。ウオ女官」と言って、
走って逃げた。
ウオ皇帝は、
「鯨🐳に飲まれろ!」と罵った。
こういう訳で、
ウオ大将の子供時代は、
何から何まで、
さかなづくしで、
まさに、
さかなユニバースとのことやったけど、
何か、
異様でミョー状に俺は感じるんやけどね。