★★★★
鑑賞No:01558
製作:2007年/アメリカ/97分
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン
家族のために大学を中退し45年もの間、自動車修理工として働いてきたカーターは癌に冒され治療のために入院する。そんな彼と同室になったのはその病院のオーナーでもある大富豪のエドワードだった。最初は傲慢なエドワードとはそりが合わなかったカーターだが、やがてエドワードも癌と知り、次第に意気投合し始める。そして互いに余命いくばくもないと知ると、エドワードのあり余る財産を使ってリストアップした“人生でやり残したこと”をすべて実行すべく2人は旅立つ・・・。
まだまだ人生半ばなのでこの映画のようなことは考えたことはなかったが、余命を告げられてからでは遅いかもしれない、悔いのない人生を送るためには、元気な今こそ、バンケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を書いてチャレンジすべきかな、と考えさせられた映画。泣き映画かな?と思ってみていたが、意外とそうでもなく、2人が反発したり楽しんだりしながら一つ一つ夢を叶えていく様がすがすがしく羨ましくあった。「心残りがあるなら、お前も一つぐらい挑戦しろよ」と言われているみたいで、これからの生き方(そおこまで大げさではないが)をチョット考えてみようと思わされた。それにしてもさすがベテラン2人。地味ながら、グイグイひき込む演技には感服。