★★★+
鑑賞No:01777
製作:2008年/日本/137分
監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武/松たか子/仲村トオル/國村隼
1949年、第二次世界大戦が起こらなかった架空都市・帝都。その帝都では怪人二十面相により無線送電システム“テスラ装置”の模型が盗まれる事件が発生。そんな頃、サーカス団の遠藤平吉は謎の紳士によって名探偵・明智小五郎と華族の令嬢・羽柴陽子の婚約式の写真撮影を頼まれるが、そこで怪人二十面相に間違えられ、捕まってしまう・・・・。
舞台は架空都市ながら昭和初期の日本を彷彿させる映像を楽しませてくれ、さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフによるものと思われた。さらにスピード感あるアクションが加わって、「バットマン」や「スパイダーマン」といったアメコミをも彷彿させている。(怪人二十面相自体は「Vフォー・ヴェンデッタ」を思わせる) 怪人二十面相の正体には???のところがあったが、それは現実とは違う滑空の世界ということで納得するしかないでしょう。新たな怪人二十面相像として楽しめる作品に仕上がっており、続編のありそうな終わり方だったので続編に期待したい。