ミケランジェロの暗号 | シネマ大好き!

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今まで観た映画の感想です。

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02235

製作:2010年/オーストリア/106分
監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
出演:モーリッツ・ブライブトロイ/ゲオルク・フリードリヒ


1938年。ユダヤ人画商一族のカウフマン家は、イタリアのムッソリーニも欲がるほどの国宝級の代物・ミケランジェロの絵を密かに所有していた。ある日、一家の息子ヴィクトルは、久しぶりに訪ねてきた親友ルディに絵の在りかを教えてしまう。ナチスに傾斜していたルディは、軍で昇進するためにそれを密告し、一家は絵を奪われ収容所へと送られることに・・・・。


「ダ・ヴィンチ・コード」を思わせるタイトルで、どんな謎(暗号)があるのかと期待して観たが、暗号らしきものはなかった。ストーリーの中心は、本物のミケランジェロの絵の行方を巡るやりとりだったが、ナチス相手に命がけの駆け引きと相次ぐ立場の逆転にハラハラさせられる珠玉のサスペンスものだった。何となく結末は予想できる内容ではあったが、それでもラストの結末はスッキリできる爽快感ある結末でよかった。