6・27 東京離脱
- 田中角栄の日本改造以来、地方創生も皆、東京一極集中を止めて、東京地方格差を埋めたいと言う政策です。
- でも、為政者の希望通りにはなっていません。
- 歴史を見れば、東京になって、集中したわけではありません。
- 江戸時代から、日本の中心だったのです。
- 銀座、日本橋の繁栄は江戸時代からで、明治時代も、大正、昭和と変わらず、日本の中心だったのです。
- 全国から、あらゆる人材、富、会社が東京を目指したのです。
- 40年前から、東京副都心構想が政策となりましたが、全く実行されていません。
- 首都圏大震災対策もあったと思いますが、現実化されていません。
- それが、コロナによって、都心を避け、地方へ行く動きが、会社、店舗、住宅においても進んでいます。
- まず、都心のサービス業、あらゆる店舗が郊外や通販に変わっていきます。
- 会社も、通勤でのコロナ感染を恐れ、事務所地方移転、在宅勤務に変わります。
- 客が半減しては、都心の高い家賃は採算が合いません。
- 病院、医院も患者数が半減しては、高い家賃、リースや借金の返済ができません。
- 今は、国の無利子融資を何億と借りて、維持していますが、数年後にコロナが終焉して、元の収入に戻っても、それまでの赤字借金は返済できません。
- 国がそれまでの融資を補助金に振り替えて、返済義務がなくなれば良いのですが、今の所、財政上それはなさそうです。
- 生活物資は通販で賄えるかもしれませんが、医療介護もそうなるでしょうか。
- オンライン診療や、在宅医療介護が、全ての、施設サービスの代わりになり切れるでしょうか。
- 銀座事務所も、本社本部を地方施設内に移転と、在宅勤務日を増やす事で、日々の出勤者は、昨年の2割位になる予定です。
- サービス業の本社機能とは、経営企画、財務、総務、労務で、全て、後方業務です。
- コロナの危険の高い、コストの高い都心でなければできない業務はほとんどありません。
- 営業の来客はありません。
- 銀座の銀行との取引もオンラインになりました。
- 支店長との挨拶も、最近はネットです。
- 研修、会議は勿論、オンラインで、もっと多数の参加が可能になりました。
- 湖山Gの施設は、地域の城であり、海上の船です。
- 業務は艦長が責任を持って指示しています。
- 私のいる所が本部です。自宅であっても。どこの施設にいても。
- やがて、キャンピングカーが移動本部で、代表が全国を移動している時代が来るでしょう。
- ヘリコプターは2度と乗りません。懲り懲りです。
- コロナのせいで、東京から、地方へが進むのではないでしょうか。
- ネットのお陰で、どこでも、自宅でも仕事ができる。
- 通販のおかげで、お店に行かなくて済む。
- 社会インフラの進歩が、生活を変えます。
- 元々、湖山は過疎、中山間地、離島と言われる地区に医療介護施設を開設してきました。
- その意義は、実は、雇用促進でもあったのです。
- 医療介護の提供事業として。
- 銀座においても、これからは、医療経営が難しくなり、都心の民間医療は激減します。
- 銀座もある意味では、都心過疎と言えます。
- 現業以外の事務は、コストの合う地方に移転せざる追えなくなりました。
- 私自身、代表であっても、理事長であっても、会長であっても、医療介護保育教育に於いては、現場に使える経営者であり、経営業務の全ては、後方支援事務業務だと思っています。
- 組織が大きくなればなる程、大企業病にならないように、本部事務員の教育をしなければと感じています。
- 最高の教育は現場経験です。
- すくなくとも、事務所が施設と共に会って、現場の苦労を共感できる事です。
- 本部事務所だけ、都心にあると、丸の内の大企業の社員みたいな勘違いな職員が出てきます。
- 湖山Gは現場が全てです。
- 銀座事務所の職員から、以下の日記の感想メールが来ました。
- (湖山Gについて)現在は、1つの建物に沢山の方の想いや苦労が詰まっていることを実感する毎日です。
- 私は、感激しました。
- この人は、本部事務所でも、施設にいても、どこで仕事をしても、間違いなく湖山Gの職員です。
- 私と思いを共感していますから。
- コロナで、皆さんと会う事が叶わず、この日記を書くようになって、考えるようになりました。
- 人間は、離れ合う事によって、共感出来る事もある。
- 幸せと思えば、もうそれで良い。
- 幸せは、思うもので成るものではないのかも知れない。
- 私は、湖山Gの皆さんと思い続ける事の人生だった。
- それで、幸せなのだ、と。
- そういう思いを込めて、今日も日記を送ります。
- 今朝のパルスオキシメータ 98・98・98