「匠屋的ものの見方・考え方」では、特に仕事を通じて感じたことや経験したことを、私なりの見方・考え方として発信し、それに対して皆様から様々なご意見やご指摘を頂戴できればと思っています。
世の中暗いニュースが多い今日この頃ですが、しかしそれでも明るく前向きに歩み続ける人々はたくさんいらっしゃいます。
そんな人々や出来事から少しでも自分にとってためになることを、学び、吸収し、明日への活力、自らの癒し、としていただければ幸いです。
「前向きに生きるための知恵袋」に皆様と一緒にしていきたいと思いますので、是非ご参加下さい。
【久方ぶりの投稿】正しく知ってもらう事の大切さ
皆様こんばんは、中島です。
約半年間、ブログ更新をさぼっておりました。昨秋より今迄にないほど業務が多忙になったことが、その主な原因です。大変失礼いたしました。今年は言い訳を極力控えた生活をしたいと思っております。
先ほど、弊社が法人賛助会員でもありますお客様の「社団法人日本てんかん協会」様よりメールを頂戴しました。一部、ご紹介させていただきます。
<以下引用>
さて、新年から嬉しいことに、てんかんに関する情報提供です。
"高齢者のてんかん"が、「ためしてガッテン」(NHK総合テレビ)で取り上げられます。
放送日時:1月18日(水)20:00-20:43
番組テーマ:「まさか!!もの忘れに効く薬があったなんて」
協会の連絡先も、最後の方で紹介される予定です。多くの皆さんにご周知いただけると幸いです。
<以上引用>
てんかんの持病を持つ人が交通事故を起こし社会問題となったことは記憶に新しいですが、お時間がありましたら是非ご覧下さい。そして、正しい知識を身につけて、日常生活に役立ててほしいと思います。
実は、昨日WOWOWにて「ミーン・ストリート」(マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル出演、1973年米国)を見ておりましたら、主演ハーヴェイ・カイテルの彼女が、てんかん発作を起こすシーンが描かれていました。その対処法は、まさしくステレオタイプの間違った対応であり、正しく知ってもらう事がいかに大切か、を痛感した次第です。
私たちは、まず自らが体験すること、またはそれがかなわない場合は、一次資料にあたり、事実を正しく認識することが、人間社会における社会生活を適切におくるための基本である、と肝に銘じておかなければなりません。
偶然にも昨日、本日とてんかんに関する話題が自らの中で重なりましたので、簡単に問題提起ならびに、広報の一助をさせていただきました。
本年は皆様や皆様のご関係者におかれましては、昇龍のごとき輝かしい一年が訪れますよう祈念申し上げております。本年も、宜しくお願い申し上げます。
中島 潤一郎
イベントのご案内
皆様こんにちは、中島です。
本日は、弊社が事務局をしているイベントのご案内です。
http://www.festival2011.jp/tokyo/
金融教育フェスティバルの受付が本日より開始となりましたが、親子で参加できる無料のイベントで、特に一昨年は「ガチャピン・ムック」が大人気。すぐに定員に達し、お断りしているような状況でした。
内容は大変いいイベントで、しかも無料で参加できますので、この機会にぜひお越しください。登録が必要ですので、上記URLよりご登録下さい。
ちなみに今年は、東京、京都、鹿児島の3か所での開催です。
では、会場でお待ちしております!
中島 潤一郎
知の極致を思い知る
皆様こんばんは、中島です。
また、書籍のことで失礼します。
「白川静 漢字の世界観」(松岡正剛、2008年、平凡社新書)が、痛烈です!
白川静翁は、言わずと知れた「レキシコグラファー(辞書編纂者)」の世界における日本代表です。
皆様になじみの深い孔子の論語や詩経から万葉集まで、その迂遠なる教養はどのように受け止めたらいいのでしょうか。
論語を一度読んで、万葉集を一度読んで、そして白川静にかえりますと、その理解は遥か彼方に達してしまいま
す。
中国古典と漢字、日本の記紀と漢字、そして国語としての漢字(白川翁曰く)。
この書籍から放たれる知のエネルギーは果てしもありません。知や教養に飢えている方がいらっしゃるならば、その皆様にお薦め致します。上等な時間を堪能あれ。
中島 潤一郎
福のおすそ分け
皆様こんにちは、中島です。
先日、いいものと出会いました!
かっぱえびせんのえびのうえに、えべっさんが乗っていませんか!?
何でもラッキーアイテムだそうで、うれしくて皆様と共有しようと思いアップしました!
古くは「大漁追福」の漁業の神であり、時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす商業や農業の神になった、とウィキペディアにはありますが、えべっさんといえば七福神の中でも別格の認知度と人気、日本では昔から、鯛をかかえたえべっさんは有名です。
今の東北地方も含め、日本復興のためになくてはならない存在として、是非かっぱえびせんのご縁を活かして、このブログを通して福をもたらしてほしいと思います。
皆様にご利益(りやく、りえき、ではありませんので念のため)がありますように。
中島 潤一郎
徳川家康全26巻読了
皆様、大変ご無沙汰いたしております、中島です。
年末よりかかっておりました山岡荘八氏の歴史大河小説「徳川家康」全26巻を先日読了いたしました。他にも並行して読み進める本があるために、思いのほか時間がかかりましたが、さすがの大著、読みごたえのある作品でした。
どうしても歴史ものとなりますと、平穏無事のシーンでは少しモノ足らなく思うものであり、その逆の描写にワクワクするのが男子の常であるかと思いますが、この作品の特徴は、戦時と平時をそれぞれの視点で丁寧に描き、また歴史の陰に隠されがちな女性の人生を更に細かく描写しているところにあるように思いました。ですので、この作品は、徳川家康という人物の物語ではなく、生誕前後も含め、時代劇そのもの、であり、歴史大河とはこのことか、と痛感させられる快作と言えましょう。男性諸氏はもちろんのこと、女性にも是非お勧めしたい良著です。ただし、26巻もありますと、さすがになまじっかのモチベーションでは読了は難しいことも予想されますが。
「人生において自分の持ち物はひとつもない。全ては神仏からの預かりものじゃ」という言葉が、終盤には頻繁に家康の口を借りて出てきます。私見ですが、山岡荘八はこれを云いたかったのではないか、これを昭和の人々や後の私たちに伝えたかったのではないか、と思いました。預かりものである以上、預け主かまたは引き継いでくれる人にそれをささげねばなりません。節倹と我慢の人とだけ見られた家康は、もっと愚直で器の大きな人であったようです。現代のいわゆるビジネスパーソンに知らしめたいものです。
これで私の大切な蔵書の一つに仲間が増えました。皆様も、震災以来まだまだ混迷を続ける社会において、人生を考え直す材料のひとつとして、徳川家康全26巻、山岡荘八著を、このタイミングにこそお薦めします!
中島 潤一郎