こんにちは、公認会計士トレーダーの匠(TAKUMI)です。
本日はドル円の為替相場について、2022年の振り返りも含めて、3つ簡単に環境認識・相場分析を行います(2022/12/31 20:00現在)
ドル円
①38円上昇の激動の1年間
②最も大きい上昇幅は3月、下落幅は11月
③8月フィボナッチ起点まで残り僅か
①38円上昇の激動の1年間
2022年は非常に大きく相場が動いた年であり、1月安値113.47から10月高値151.95まで約38円上昇する記録的な大相場となった。また急上昇だけでなく、11月以降は急落しており、為替介入、日銀の金融緩和修正など、激動の1年になったといえる。
②最も大きい上昇幅は3月、下落幅は11月
2022年の中で最も大きい上昇幅は3月であり、114.65から125.10まで約10円50銭上昇させた。2022年3月にアメリカFRBは政策金利を0.25ポイント引き上げ、ドル円だけでなく、他通貨ペアにおいてもドル買いによる影響が大きく出た。なお、9月および10月における為替介入がなければ、ドル円は3月以上に上昇していた可能性がある点にも留意したい。
2022年の中で最も大きい下落幅は11月であり、148.83から137.50まで約11円30銭下落させた。最も大きな要因は11/10 22:30に発表されたアメリカ消費者物価指数であり、11/10CPI発表直前の高値146.14から11/12 3:00安値138.46まで約7円70銭急落させたのがとても印象的だった。
③8月フィボナッチ起点まで残り僅か
8月安値130.40から、10月高値151.95までフィボナッチ・リトレースメントを引くと、2022年終値は131.10とフィボナッチ起点まで残り僅かまで差し迫っている。来年1月、12/20における日銀の金融緩和修正発表によって作った安値130.56を下抜け、130円節目もブレイクして、一気に下落する展開となるか注目したい。
以上、12/31 環境認識でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。