札幌から帰った直後にデジカメを紛失してしまいました。
警察に届けたのですがいまだ見つからず。無念・・・
というわけで、急きょ古いデジカメを引っ張り出し、今回は久々の首都圏大雪の様子を記録に収めてまいりました。(土曜日、日曜日とも出かけました)
土曜日はランドマークのイベントに行く予定でした。
しかし予報は20年に一度の大雪・・・
不要な外出は控えるように、とニュースで再三アナウンスされていましたが・・・
非難承知、もちろん自己責任、誰にも迷惑はかけないぞ、という気持ちを持って息子とともに出かけちゃいました。
結果、予報通り大雪が降り夜には暴風雪・・・ハンパなかったです(汗)
でも鉄道会社の執念を垣間見ました。
やっぱすげぇ京急。(後の写真見ればわかります)
そして東急も!
11時頃に四ツ谷に到着。
すっかり雪化粧な風景の中、丸ノ内線に乗りました。
新宿三丁目から副都心線。
すでに電車の遅れがアナウンスされていましたが運休等は無く、少し待ったら急行(渋谷から特急)がやってきました。
しかし渋谷を過ぎて再び地上に出ますと、一筋縄ではいかなそうな風景が待っていました。
これでもまだ序の口。
正午頃に武蔵小杉で降りたのですが、風が強くなってきました。
気温が0℃近くで急激に体温を奪われるパターンですが、昨年の失敗を教訓に私も息子も重装備で挑んでいるため、まだ問題無し。
ここで、東横線に最初の異常フラグ。
この後、池袋行きが何発かやってくるようになりました。
東武東上線直通の川越市行き。
よって特急池袋行きのワケは、西武への乗り入れ列車がやられたからっぽい。
案の定、西武有楽町線運休のお知らせが・・・
しかしそれ以外は極力ダイヤが守られ、直通の影響で遅れた電車の前後を東横線内電車がフォローするように次々電車がやってきました。
まだ安心。
が、雪と風が強くなり駅でドアが開けば雪が容赦なく車内に入ってくるため暖房が効きにくくなり・・・
車輪の空転(スリップ)も頻発して徐々に電車のスピードが下降。ノロノロ運転が増えてきました。
それでも横浜に無事到着。(通常より15分程度の遅れですみました)
↓すかさずサスティナ発見!(ピンクラインの上側の造りの違いに注目)
横浜からさらにみなとみらいのイベントへ移動しました。
イベントは予想通りガラガラで(そりゃそうか)、ゆっくり展示品を見ることが出来ました。
でも鉄コレの方がシャープに見えたよ・・・
6両編成で50万円オーバー。勢いで買える品物ではありません(汗)
みなとみらいで1時間程度滞在。昼食はマックです。
傍らに見えるジェットコースターのレールに横殴りの雪が吹き付けていました。
横浜に戻って、いきつけの模型屋で貸しレ。
馴染みの店員さんと大雪すごいね~、とか話していました。(のんきだねぇ)
そして時刻は15:30。
積雪は10cmを超えましたよ。
横浜駅に戻るとJR東の運転見合わせのアナウンスが流れ始めていました。
さすがJRは判断が早い(皮肉)
まぁかなりの積雪で暴風雪状態だから仕方がない。
ちょっとやばいかな、と思い始め。
しかし東急は相変わらず遅れを伴いながらも特急を走らせる健闘ぶりです。
綱島駅で降りて撮った写真がこちら。
もはや首都圏の風景ではありません。
こうして吹雪の中電車が走っているのを見ますと、影で運行支障しないように頑張っている鉄道員の方を思い起こします。中目黒ではポイントに保線員が何人もいましたし・・・
本当はこれで帰った方がいいのですが、もう少し・・・
バスはチェーンを履き時速20キロも出ず・・・
雪の凍結で後ろのドアが開かなくて前乗り、前降りという超絶な状況。
ほんとゴメンナサイ。(なんか謝りたくなる)
寄り道の目的は、トレッサ横浜でした。
普段はクルマが多いですが、この日はさすがにひっそり。
風の強さも際立ってきており、このままだと多摩川に電車が渡れなくなるんじゃないか(京急が最後の砦)と、気持ちがザワザワしてきました。
が、ここでも馴染みの店員さんと会いまして。
JRが運転見合わせ、東急もそろそろヤバいと話したら店員さん真っ青になっていましたが、私は横浜でもトレッサでも知っている人と会話したのでだいぶ気がまぎれましたし、最悪何とかなるだろうと楽観していました。
そして時間は17:00過ぎ。
さて、ここからは修羅場でしたよ。
日が落ちて雪と風はますます酷くなる一方。
ですがここまで実は全ての乗継ぎが完ぺきで、鶴見行きのバスもバス停で1分も待たずに乗れました。
ところが京急鶴見で電車に乗り遅れ、しばし待ちましたが雪も風もピークに達し、運転見合わせも十分想定される状況になってしまいました。
息子とコーンスープを飲みながらホーム上の風が弱いところ(風が無い場所はどこにも無かった)で、じっと待機。
しかし、京急はすごかった。
こんな状況なのに動いている!
反対側横浜方面の電車接近アナウンスの後・・・
ほどなく品川方面も普通列車接近のアナウンス。
普通 品川行きです。
この状況ですからダイヤが成立せず、普通列車しか走れないよな。そうだよな。
線路が埋もれて見えない!
こんなの初めて。
ですがダルマこと、京急800形は時速80キロくらいでいつもと変わらない逃げ足っぷり。
吹雪の中で頼もしいことこの上ないのですが、何故そんなに急ぐのか。。。
だって・・・
信じられない、と思いました。
快特が走っているから、だけではありません。
線路が全く見えない待避線に、普通列車を動かすのもすごい。
そしてJRが止まっている以上、先を急ぐ必要は無いのになぜ快特。
しかも行先が都営線直通、青砥行きとは・・・。
京急の意地を感じましたね。
無事多摩川を渡り(車輛は揺れに揺れましたが)、品川到着!
(この快特は品川到着後も都営線方面に去っていきました。しかし30分後に京成線が不通になったため、たぶん青砥には行けなかったんだろうな)
品川では、横浜方面に向かう人が長蛇の列を作っていました。
京急はホント強い電鉄です。
助かりました。
最後は山手線。
途中、駒込駅でホームドア故障という前代未聞のトラブルで足止めを食らいましたが、20時に無事生還いたしました~。
以上、大変厳しい復路になりましたが、その分貴重な記録、記憶を刻むことが出来ました。
無謀な旅と思う方もいるかもしれませんが、私は過去いろいろな経験がありまして今回はそれが生かせた形と思っていますので、そうとは思っていません。
息子ともどもスキーへ行くような重装備で臨みましたので、その後も体調崩すことなく元気でいられましたし。
そして日曜日は残雪にヒカリエ号!
・・・日曜日へ続く。