岩泉線は1日3本しか走らない究極の閑散路線の一つ。以前乗った芸備線もすごかったけど 、こっちも引けをとらずすごかった。
乗換え駅が「茂市」。これがすごく味わい深い田舎の駅。(芸備線の備後落合はもっと秘境でしたが)
これを多いと見るか少ないと見るか。3番列車(終電1本前)ですけどね。
出発後すぐに国道橋をアンダークロス・・・というか、もう秘境への入口、みたいな様相。
でも岩手和井内までは比較的平坦。
しかしその先は険しい坂道が待ち構えていました。
そこからはウンウン唸りながらの登坂となりました。
押角駅までは動画撮影のため、画像無し。
押角駅付近は本当に深い森。峠越えの押角トンネル手前では、ある意味絶景が広がります。
押角トンネル通過後は宇津野駅跡を通り過ぎ・・・
でも浅内駅を過ぎると急に立派な高架橋の連続になります。
このギャップは相当面食らいます。うーーーん(・・・金の無駄遣い?)
簡単なイメージとして、岩手和井内までは高原と田んぼと集落が続き、浅内まではひたすら深い森の中。浅内からは高架橋で岩泉まで一直線!な風景でした。全線通し乗車は私を含め5名ほど。という事はそれを除いた8名が実質利用者か・・・。土曜の夕方だとこんなもんなのかな。
・・・キハ110のぽつんと感が妙に絵になるなー、と思い。
駅前は広々していますが完全に空虚な空間になっている・・・。
クルマ普及前だったら、ここを拠点に龍泉洞とかの観光バスが発着していたんだろうな、という妄想だけ膨らませて駅に戻りました。
クルマで予習していたとはいえ、やはり岩泉線は相当な強豪(何の?)です。何か行ってみたい、と思う方、是非この緑以外何も無い感を味わって頂きたい。そして押角駅で駅とは何たるかを考えて欲しい。(私は結論でなかったけど・・・)
なにより驚くのがツーマン運転である事!!車掌さんヒマそうだったな~。
また機会があれば乗ってみたいけど、どちらかといえば美しい緑をバックに被写体でいてくれた方が絵になるなーと思いました。
・・・が、
それでは廃止されるかも、なのでやっぱりまた乗りに行きますかー。
この後、茂市に戻り、普通列車で盛岡に戻りました。
途中浅岸、大志田停車したので夜でしたが軽く撮影しました。
驚いたのが街灯の明かりが点いていた事。
そりゃ無かったら本当に恐ろしい駅だけど、点いているおかげで駅としての存在感が増し心強い印象を与えるな、と感じたのでしたぁ。
・・・おしまい。