山代本谷神楽舞「八岐大蛇 山口県岩国市第64回中国・四国ブロック民俗芸能大会2022
山口県 岩国市
山代本谷神楽舞「八岐大蛇」やましろほんだにかぐらまい やまた おろち 
芸能の概要
山代神楽は山口県東部の山間部、 岩国市北部の旧山代郷一帯で盛んな神楽で、 旧本郷村本谷に 古くから伝わる。
起源は享保年間(1716年~1736年)にまでさかのぼり、 
安政年間(1853年~1862年) に山代地方 に疫病が流行した際、
平癒祈願として奉納され、以降、毎年10月25日の夜、地区の氏神様である 河内神社の例祭の前夜に奉納神楽として続いてきた。
(現在は10月の第2日曜日の前夜となる。)
 現 在では、11演目が伝承されているが、 4演目ほど伝承されなくなった舞もある。 
地元の神社への奉納の他、毎年各地方の祭りやイベントなどでも活動を行っている。
祭りでは、3時間位の時間制限があるが、 地元では5時間位かけて奉納している。
 戦時中も数演目を奉納し、一度も中断することなく継承していることが会員の誇りとなっている。
 元々、地元の男子のみ舞を舞うことができたが、 今は人口減少で地元以外も含め男女を問わず会員として活動している。
 また、 次代を担う子供たちの育成にも力を注ぎ、 子ども神楽伝承教室 を通じて継承活動を行っている。