キャッツアイの謎
読者の皆さんは『キャッツ・アイ』っていう
漫画をご存知かいな?
喫茶店を営んでおる3姉妹が女盗賊をやっておるというストーリーで、
漫画家・北条司さんの連載デビュー作品である。
アニメにもなりよった。
北条司さんって、じつは番長んところ(吉永3兄妹)が経営しとる
『Cafe江戸マッチョ』の隣の九州産業大学出身なんよ。
北条さんはその昔、うちの地元で暮らしておったことは間違いなか。
そこで、以前から噂になっとるのが、
「キャッツ・アイの3姉妹が経営しとる喫茶店は、
番長宅のお店がモデルなのではなかろうか?」
ということ。
現在、江戸マッチョは九産大前交差点に
こげな店を構えておるが、
江戸マッチョが誕生する以前は、同じ場所で
番長ファミリーが『ワールドコーヒーハウス福岡店』
↑の写真が、その当時のワードコーヒーハウスで、
1977年から2005年までの28年間、営業しとった。
キャッツ・アイの連載が1981年にはじまったけん、
それ以前からワールドコーヒーハウスが存在しとったことになる。
80年代初頭は、まだスタバなんかも日本に存在せず、
ウチの近所には我が家ぐらいしか喫茶店がなかったらしい。
九産大生の憩いの場としてワールドコーヒーハウスが
利用されとったらしかけん、当然、北条司さんもお店に来ておったやろう。
「本当にワールドコーヒーハウスが、
キャッツ・アイのモデルになったとかいな?」
前々から気になっとった番長は、
古本屋さんに行って、漫画キャッツ・アイの1巻(文庫版)
ば買ってきよった。
ほいて第1話を読んでみた。
すると、主人公?の刑事が勤務しとる警察署の名前が
『犬鳴署』になっておった。
前回の番長ブログで紹介した『犬鳴峠』と名前が一緒で、
ほいて、漫画で犬鳴署が登場したあと、
次のページを見ると…
ん…… ?
むむむ―― !!
こっ! これは~~~!!!!
3姉妹の喫茶店『COFFEE CAT'S EYE』のイラストが、
ワールドコーヒーハウスと酷似じゃなかか!!
今一度、ワールドコーヒーハウスの写真と見比べてみる。
屋根のつくり。窓の大きさ。
まったく一緒やん…
これで判明したばい。
誰がなんと言おうと、北条司さんは番長宅の喫茶店をモデルにして、
かの名作『キャッツ・アイ』を生んだんじゃ~
感激!
マジで感激ばい!!
北条さんに会いたか…
それにしてもキャッツアイの連載が終了して25年以上が経ったいま、
まさかそのモデルとなった喫茶店が
キャッツ・アイ3姉妹ならぬ『吉永3兄妹』で経営しとるなんて、
北条司さんも知る由もあるまい。
これも何かの因縁ばいね。
ばってん唯一、キャッツアイ3姉妹と吉永3兄妹が違うところは、
番長たちは「盗賊」ではないということ。
=byブラジル番長=
日本の魔境に潜入
皆さん! われわれ「海外『裏』旅行ナイト」の面々は、
無事、21日のin博多イベントを終えよったばい。
東京からアウトロー界の大御所・草下シンヤさん、
バックパッカーの神様・嵐よういちさん、
裏旅行専門の丸山ゴンザレスさん、
雑誌「SPA!」の期待の星・オガミノ君の4氏、
いずれも大物作家たちがイベントに出演してくれよって、
番長と海外ギャンブラー大津正樹さんの博多組2人とともに
危険極まりないトークショーば実現したと。
お客さんたちも「こげなイベント、ありなの~」と
びっくりしながら参加してくれよった。
参加してくれたアミーゴたちには、心から感謝するばい。
来年は、この『裏』旅行ナイトのメンバーで、
in沖縄ばやる予定にしとる。
こうご期待あれい!
さてさて、そんな裏イベントの翌日なんやけど、
丸山さんたちが、せっかく東京から来てくれとったから
「福岡の面白い場所に連れて行かないかんめえ」と
番長とギャンブラー大津さんとで、
『魔境ツアー』ば企画しよった。
日本で最も「怖いところ」として名が挙がるのは、
じつは番長の家から10キロほど行った山奥にある
犬鳴峠なんよ。
犬も迷って出てこれんごとなり、鳴いてしまうという
もの凄く深いふか~い山奥にある峠やから
『犬鳴峠』という名称がついたらしか。
番長たちは曇り空の下、大津さんのワゴン車に乗って
犬鳴峠に入り、そこから県道を外れて、細い獣道を
さらに上へ上へと進んでいった。
そしたら↑のようにバリケードが破れた危険ゾーンがあると。
ここをさらに登っていくと…
いまは使われとらん、かなり古いトンネルに行き着く。
この場所を地元民は「旧トン」(旧トンネル)と呼んどる。
番長がヤンキーやった90年代は、まだこのトンネルは
通り抜けができよったが、夜遊び好きなヤンキーたちが
ゴミば散らかしたり、酷い奴は車ば捨てたりしとったけん、
いつの間にか、こげな巨大なブロックで封鎖されてしまいよった。
ちなみに、トンネルの入り口付近の草むらには
今でも
90年代初頭のジョージアの空き缶やら
80年代の光ゲンジのプロマイドやらが落ちとるっちゃん。
これはある意味、レアなゴミやなあ。
ヤンキーの歴史を感じずにはおられんばい。
ほいて、番長は皆さんご存知のように「超ビビリー」やけん
旧トンの内部には潜入せずに、大津さんと一緒に
外で待機しとったとばってん、勇敢な若者・オガミノ君は
「これは雑誌のネタになりますよ!」的なことを言いながら
ひとりでブロックを乗り越えて、トンネルの中へと入っていきよった。
オガミノ君が撮影したトンネルの内部写真ばい。
まじでこわか…
そういえば昔、友達たちと車でここへ来たときに
遊び半分で暴走族の後輩をトンネルに置き去りにしたことがあった。
その後輩は、すごく慌てた顔をしながら走って車を追いかけてきて
「先輩!待ってください!」とグーで何度も車を叩きよった。
ありえん事に、番長たちの車は時速40キロも出とるとに、
その後輩は同じスピードで走りよったもんやから、
そっちのほうが怖かったよ。
これが火事場のくそ力ってやつばいね。
人間の秘めた能力というやつを、後輩を通じて知った。
ま、どうでもいいばってんが。
オガミノ君がトンネルから出てきたあと、
番長たちはある場所を求めて犬鳴峠ば探検した。
それは、都市伝説となっている「犬鳴村」が本当に存在するかどうか?
を調べるためや。
「犬鳴村を訪れた者は、生きては帰れん」
という伝説を聞いたことがある。
そんなとんでもない所へ足を踏み入れようというのだ。
もちろん番長は怖かったが、丸山さんたち東京のお客さんを
喜ばせるために、仕方なく探しに行ったのである。
こう見えても番長は、
ものすごいサービス精神の持ち主なんよ。
一度、旧トンネルがある獣道を下へおりて、
もう一本ある分かれ道のほうをひたすら上へと上がっていった。
「こげん山奥に入ったら、戻ってくれんごとならせんか?」
と不安になるほど、ずっとずっと奥まで獣道をひた上がりよった。
そいたら…
なんやこれ…
不気味な看板が番長たちの目に飛び込んできた。
こんな山の奥深くで人間が生活しとるのか?
農地なんかまったくない場所に、なぜこげな看板が??
気味わるか~
山の中なのに、外の空気はまったく清清しくなく、
むしろドヨ~ンとしており、いかにも危険な臭いがしとった。
そいて、この看板から先は、数軒の民家が見えよったが、
どの家も古くて、家の窓も板で閉じてあり、
人がいるような気配がまったくせんやった。
オガミノ君が、興奮しながら遠くからシャッターを切る。
番長は興奮しながら「早くここを下りよう」とせかす。
この場所が伝説の犬鳴村だったかどうかはわからんが、
こうして、『魔境ツアー』から、
なんとか生きて犬鳴峠を出ることができたのじゃった。
このツアーを終えた結論やが、
やっぱりこの年齢になって、大の大人たちが行くようなところではない。
まあ、今回はオガミノ君のお仕事を兼ねてツアーを組んだとばってん、
今後、もうあんな怖いところに行きたくない。心臓に悪い。
ただ単に寿命を縮めるだけばい。
けど、丸山さんたちが喜んでくれたんで、よかった。よかった。
今頃、東京の人たちに犬鳴峠の話ば自慢しよることやろう。
あ。ばってん、皆さんは絶対に犬鳴峠の奥には入らんように。
命の保障はしませんぜ。
=byブラジル番長=
海外「裏」旅行ナイト第2弾!
いや~ まいった。
お友達のラジオDJから
「9時半からの番組に出演してよ」と頼まれたんで、
気合ば入れて早起きしてからバタバタ支度し
都市高速ばカッ飛ばして福岡市天神にあるラジオ放送局まで行ったんやけど、
いざ着いたらお友達がおらんやった。
慌ててラジオ局の人に「どげんなっとうとや!」と聞いたところ
「番長さん、その番組は夜の9時半からですよ」と。
「うっへ~! また夜、ここさい来ないかんのかいな」と、
しぶしぶ帰宅してから、本日、時間が空いたので久しぶりに
ブログば書かせてもろうとる次第ばい。
今回のブログでは、皆さんご待望の
『海外「裏」旅行ナイト~世界の危険な遊び方~』第2弾のお知らせじゃ。
この怪しいイベントは、昨年5月に新宿歌舞伎町にある
サブカルチャーの殿堂・新宿ロフトプラスワンで行なったものである。
ベストセラー旅行作家の嵐よういち、丸山ゴンザレスさんたちと共に
海外&旅の裏情報や危険地帯をいかに楽しく歩いてまわるか、といった内容で
トークショーばやった。
イベントは予想以上にお客さんが入って大盛況じゃった。
ほいて今回は、番長の選挙区でもある地元・博多において
イベントの第2弾ば行なうことになりよった。
今度のイベントin博多は、前回よりもさらにパワーアップしやす!
なにせ、東京から嵐、丸山さんのほかに
日本アウトロー界の大御所・草下シンヤさんが出演してくれよるけんね。
地元博多からは、番長と元ドキュメンタリー作家の大津正樹さんが
出演しよりやす!
海外&旅マニアには、たまらん内容となっておるので、
ぜひ来ておくんなっせい。
以下、詳細じゃ!
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海外「裏」旅行ナイト=世界の危険な遊び方in博多=
海外のあらゆる危険地帯で遊んできた旅の達人たちが
お送りするトークライブ!
今宵、日本を代表する「裏」の旅行作家たちが博多へと集結し、
世界の知られざる実態を明かす。
究極のアウトローイベントを開催! すべての海外&旅マニア絶対必見!!
日時:2011年5月21日(土) 18:30受付 19:00スタート
会場:SLOW+K 福岡市博多区中洲3-7-24 中洲gate'sビル6F
入場料:2500円(税込) 1ドリンク付
※イベント終了後、サイン会あり
司会: 丸山ゴンザレス (アジア『罰当たり』旅行/著者)
出演: 草下シンヤ (裏のハローワーク/著者)
嵐よういち (海外ブラックロード/著者)
吉永拓哉 (ヤンキー記者、南米を行く/著者)
大津正樹 (元ドキュメンタリー映像作家)
主催 海外ブラックロード podcast
http://www.blackroad.net/blackroad
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イベントは今週土曜日ばい。
読者の皆さん、会場でお会いしましょうや。
=byブラジル番長=
















