小さいおじさん | 田窪一世 独白ノート

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ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。

 

小さいおじさんが見えるという不思議な現象のことを時々聞きますが、実は小さいおじさんが見えるのは偏頭痛の前触れだったということが最近の研究により明らかにされました。偏頭痛には前兆現象があるタイプとないタイプがあり、前兆現象があるタイプの人の中にピカピカする点が見えたり、変なものが見える人がいるというのです。

 

その中で自分の体や周囲の人が大きくなったり小さくなったりして見えるという人もいるようで、小さいおじさんというのは自分の周りの人が縮小して見える幻覚なのです。しかも現実の人だけではなくテレビとか写真に写っている人物が飛び出してきて小さい人間に見える場合もあるようです。

 

あの「不思議の国のアリス」を書いた作者ルイス・キャロルも実は偏頭痛持ちだったということがわかっています。物語の中で人が大きくなったり小さくなったり、ギザギザの道があったりするのも偏頭痛の症状なのです。また個人差はありますが、痛みが出るまでの五分から一時間の間に幻覚が見える場合があるというのです。

 

あと、前兆現象の中には人ではなく、光の点が見える人もいて、その点が広がったり集まったり、ギザギザに動いたりするというのです。それを患者に絵で描いてもらうと、まるでUFOの動きとそっくりだというのです。ひょっとしたらUFO体験というのも偏頭痛の幻覚なのかも知れません。

 

 

▶︎武蔵小杉