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takoyakingmakironのブログ

今は笑える!笑うしかない(笑)
私のカオスな家庭環境を思い出して書いてます。

日が落ちた草原と一本の木(美瑛)の写真

 

私は念願の家族を手に入れた。

家事と育児に追われ、毎日が飛ぶように過ぎていく。

なんの問題もないように見えた毎日だったが、

私の心の中は疲れ果ててボロボロだった。

 

子どもは本当にかわいい。

夫になんの問題があるわけでもない。

でも私は苦しくてたまらなかった。

 

とにかく生活の手本になるものを

何も持ち合わせていなかったのだ。

私の家族の印象は両親がそろって家にいると

険悪な雰囲気で

私はいつも神経をとがらせていた。

両親が言い合いを始めそうになったら

空気を変えるのは私。

誰に言われたわけでもないけど、

馬鹿なことを言っておどけて場を和ませて

何とか空気を変えようと頑張った。

 

本当に誰に頼まれたわけじゃないけど。

かっこ悪くても馬鹿にされてもよかった。

それで家の中が明るくなるのなら

両親の言い合いを見なくてもいいなら

暴力にさらされることを避けられるのなら。

 

摂食障害になってたくさん勉強して

人の心を作り出すものに育った環境が

大きく関係していると知った私は

自分の子どもには私と同じ思いはさせたくないと

強く思っていた。

 

でもどうしていいのかわからない。

何をどうしたら

 

私にできることはただひたすら愛情をかけること

自分のことは置いておいて家族のために動いた。

 

これじゃあダメなんだとわかるまでには

まだまだたくさんの失敗をしなくてはならないの

だけれど、

この時はただひたすら自分がしてもらえなかった

ことを家族にすることが私の精一杯だった。