昨日、新国立劇場16:30開演の「プロミセス・プロミセス」を観に行きました
<キャスト>
中川晃教/藤岡正明(Wキャスト)、大和悠河、岡田浩暉、樹里咲穂、
浜畑賢吉、紫城るい、徳垣友子、KENTARO、桐生園加、伊東弘美 他
<ストーリー>
保険会社のしがない平社員チャック(中川晃教、藤岡正明)は、
勤務評価を上げてもらう事を交換条件に上司達の不倫用に
自分のアパートの部屋を貸していた。ある日チャックはやり手の上司、
シェルドレイク(岡田浩暉)から、昇進を約束するかわりに
独占的に部屋を貸してほしいと頼まれる。
しかしシェルドレイクの不倫相手は、チャックが想いを寄せる女性、
フラン(大和悠河)だった。ある日フランはシェルドレイクにとって自分が
単なる遊び相手だったと知ると、チャックの部屋で自殺を図る。
運よく、チャックがいち早く発見し、フランは一命を取りとめる。
チャックの献身的な看病に、次第にチャックへの愛情に目覚めていくフラン、
一方、シェルドレイクは妻との離婚話がすすみ、再度フランにせまる。
<タイムテーブル>
いやーん!すんっごい面白かったぁ~(*^▽^*) 久々に声出して笑った~![]()
中川晃教さん面白過ぎ~!困った演技が多かったけれど、
顔芸みたいにいろいろなパターンの困った顔になって、一つ一つのポーズも
コミカルでコントを見ているみたい。だけど歌がめちゃくちゃ上手くて超芸達者!
チャックはストーリーテラーでもあり、客席に向かって話かけたり忙しい役。
ずっとでずっぱりでグレーのスーツもビショビショになっての熱演。
中川さん、芸人かと思う位、笑いのツボを心得ている方ですね~
この舞台はチャックの演技が重要になってくる舞台だと思いました。
中川さんはセリフはもちろんの事、アドリブでも観客を楽しませてくれました。
トランプを切る場面では、「ボクトランプ切るの苦手なんだよな~」と
言っているそばから、トランプすっとばすし、演技の途中で、客席に向かって
「よく2時間以上、出歩かないで観てくれていたね、ありがとうね~」なんて
話しかけたり、しゃべりっぱなしで、チャックの出ていない場面は寂しい位でした。
大和悠河さん、長身でスタイルも良くて、存在感抜群!歌は…うぅーん…
岡田浩暉さん、背が高くてスーツがビシッと決まっていてダンディな上司、
カッコ良かった!このパワハラ上司、ピカルの定理のビバリとルイに
出演された時の事を思い出しました。岡田さん+権力ってピッタリですね~
こんな上司がいたら惚れてまうやろーです。歌もやさしいお声でしっとりと…![]()
樹里咲穂さん、上司の不倫相手が自分の好きな女性だったと知ったチャックが
自暴自棄になり、バーで飲んでいる時にせまってくる女性、マージ役
肉食女子、変態もどきでインパクト大。最高に面白かった!チャックとマージの
シーンはこの舞台の中で一番笑った。元宝塚の方って正統派な役をする
イメージがあってこんなおバカキャラを演じられるとはと思いませんでした。
自分捨てないと出来ないこんな役~!樹里さんサイコーでした![]()
浜畑賢吉さん、チャックのアパートの隣に住んでいるお医者さん。
元劇団四季の方だとは知りませんでした。チャックの部屋で夜ごと上司達が
浮気相手と情事にふけるのを聞いて、てっきりチャックが毎晩女性を
連れ込んでいると勘違いして、心配してくれるやさしいお医者様( ´艸`)
チャックが「アパート一の色男」と本気で信じている所は笑えた。
KENTAROさん、ライトが頭に反射…あ、違う違う…えーと、最初にチャックの
アパートの鍵を借りる上司4人組の内の一人。後から岡田さん演じる
シェルドレイクが独占的にチャックの部屋を使用する事になったので、
4人のおじさん達は締め出されて4人揃って「どこでいちゃつけばいいの~」
と言いながら歌う「どこに彼女を連れて行く?」は振り付けもコミカルで、
哀愁ただようキモカワイイおじさま達のナンバーが笑えます。こちらも終演まで
ずっといちゃつける場所を探しながら右往左往している様子が面白かった。
ストーリーが分かりやすい内容で、ドッと笑う所からクスクス笑う所まで
さまざまな笑いがちりばめられていてすごく楽しい舞台!
とにかく中川チャックの動きが面白くて客席はずっと笑いが絶えなかった。
終演後、リピーターズチケットを求める人がたくさんいました。
Wキャストなので、藤岡チャックもすごく興味深々。こちらも面白そう~

