84 『ブラックパンサー』 2018 米
『ブラックパンサー』を観る。面白いかといえば面白いが。「最高だ!」と叫びたくはならない。どれかの『アベンジャーズ』に出てたヤバいおっさんがまたもや引っ掻き回すのかと思いきや。そんなことなくありきたりのストーリーになってしまった。不運なのは同じく『シビル・ウォー』で参戦したのがスパイダーマンだったことと彼の方が先に単体映画をもらってしまったこと。スパイディーと比べるとアクションも物語もどうも見劣ってしまうのが事実。それでも、国内の結束を見せる、という部分ではいい作品になったか。統治している民族たちの話も面白かった。今度、アベンジャーズの一員としては頼もしい。が、次に単独があるかは、ちょこっと怪しい。
《解説》
2016年公開の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場した新たなヒーロー、ブラックパンサーを主役に描くアクション映画。アフリカの超文明国ワカンダの若き国王ティ・チャラが、漆黒のスーツと鋭い爪を武器に戦うブラックパンサーとして活躍する。絶大なパワーを秘めた鉱石「ヴィブラニウム」が産出するアフリカの国ワカンダは、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、ヴィブラニウムが悪用されることを防ぐため、代々の国王の下で、世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。父のティ・チャカの死去に伴い、新たな王として即位したティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知り、国を守るために動き始めるが……。主人公ブラックパンサー=ティ・チャラ役はチャドウィック・ボーズマン。監督を「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが務め、同作で主人公クリードを演じたマイケル・B・ジョーダンが、ブラックパンサーを追い詰める強敵エリック役で出演。
監督:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー
ジョー・ロバート・コール
原作:スタン・リー
ジャック・カービー
製作:ケヴィン・ファイギ
出演者:チャドウィック・ボーズマン
マイケル・B・ジョーダン
ルピタ・ニョンゴ
ダナイ・グリラ
マーティン・フリーマン
ダニエル・カルーヤ
レティーシャ・ライト
ウィンストン・デューク
アンジェラ・バセット
フォレスト・ウィテカー
アンディ・サーキス
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
撮影:レイチェル・モリソン
編集:クラウディア・カスティージョ
マイケル・P・シャウバー