25 『スイス・アーミー・マン』  2017 米

 

 

『スイス・アーミー・マン』を観る。ダニエル・ラドクリフが死体役を演じると、かなり話題になっていた作品。コミカルで笑いあり。設定もストーリーも音楽もとても良く、気持ちよく観ていることができる。ポスターにもなっている海を2人で移動しているシーン。まさかアレがオナラで移動しているとは。そこからの2人の旅は最高に良い。わけのわからない死体を相手に主人公が奮闘(?)する。最後は見事な終わり方を見せてくれる。タイトルは便利なアーミーナイフを文字ったもの。死体くんが超絶便利な奴で驚き。その驚きは全て笑いに変わるのだが。ナイフのように無機質であればよかったものの、マン…人間であるためにこの物語が素晴らしく素敵なものに仕上がっている。

 

《解説》

「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが死体役を演じ、「リトル・ミス・サンシャイン」「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」などで知られるポール・ダノ扮する青年が、死体を使って無人島からの脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇。遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見する。死体からはガスが出ており、浮力があることに気付いたハンクは意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みるが……。CMディレクター出身の監督コンビ、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(通称:ダニエルズ)の初長編作で、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞を重ねて話題を集めた。共演に「10 クローバーフィールド・レーン」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。

 

監督:ダニエル・シャイナート

    ダニエル・クワン

脚本:ダニエル・シャイナート

    ダニエル・クワン

製作:ローレンス・イングリー

    ジョナサン・ワン

    ミランダ・ベイリー

    アマンダ・マーシャル

    エヤル・リモン

    ローレン・マン

製作総指揮:ギデオン・タドモア

         ジム・カウフマン

         ウィリアム・オルソン

出演:ポール・ダノ

    ダニエル・ラドクリフ

    メアリー・エリザベス・ウィンステッド

撮影:ラーキン・サイブル

編集:マシュー・ハンナム

 

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