21 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 2016 米
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』を観る。うーん、前作の勢いはいずこへ。前作の脚本と話の流れの良さピカイチだっただけに、今作はトム・クルーズがいるにも関わらずB級感たっぷり。むしろそこから抜け出せず。このシリーズもこれまでかしら。巨悪組織の陰謀に立ち向かうという王道を貫いたのは潔いとして、娘疑惑の少女まで出してきて、もうストーリーがありきたりすぎる。アクション自体も前作の方が素晴らしかった。いやはや、どうしたものか。今作のトム・クルーズはカッコいいがカッコ悪い。父親ズラをしてしまったがために、どーもおじさんが出すぎた。50歳を超えてもカッコいいトム・クルーズが見たい。これ監督がエドワード・ズウィックなんだけど、本当に?
《解説》
トム・クルーズ主演でリー・チャイルド原作の小説「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化したサスペンスアクション「アウトロー」の続編。元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが……。ターナー役に「アベンジャーズ」シリーズのマリア・ヒル役で知られるコビー・スマルダース。「ラスト サムライ」などの名匠エドワード・ズウィックが監督を務めた。
監督:エドワード・ズウィック
脚本:リチャード・ウィック
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコビッツ
原作:リー・チャイルド 『ネバー・ゴー・バック』
製作:トム・クルーズ
ドン・グレンジャー
クリストファー・マッカリー
製作総指揮:ポーラ・ワグナー
ハーバード・W・ゲインズ
デヴィッド・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ
出演:トム・クルーズ
コビー・スマルダーズ
音楽:ヘンリー・ジャックマン
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:ビリー・ウェバー