子供のころから乗りたいクルマが三台ありました。
子供の頃、親父が温泉旅行のお土産で
買ってきてくれたプラモだった
”ランボルギーニ ミウラ”
夜7時前の国際ニュースのCMで流れていた
”ギャランGTO MR”
そして…”フロンテ クーペ”
好きになった きっかっけは、還暦を
2年過ぎた頭では覚えておりません…
鳥取の2週間の合宿教習で免許をとり、
コツコツ バイトでお金を貯めて…
1980/5/12 納車♡初愛機
1973年式 スズキ フロンテクーペGX-CF
走行28,100㎞ ¥237,900
自由な学生時代…バイト代はほとんどコイツの
油代と修理費に消えて行ったものです。
就職して、故郷を離れ播州のこの地へ
モチロン、コイツに荷物をいっぱい積みこんで~
給料もらえる身分となったんで
憧れのアルミと全塗装!
「こそっ」と仕事中にも乗ったりして…
Driver誌にも採用されたりもしました。
「一生乗ろうっ!」と決心し、エンジンのOH。
それから一年も走らぬうちに 悲劇が…
1986/8/12
クーペ初号機 没
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あれから、月日が流れて…
某クルマ屋サンにクーペの素材があることから
心の底で抱いた妄想
「もう一度、クーペに乗りたいなぁ…」
世の中、願えば叶うコトもあるようで…
ホントは「還暦のご褒美」計画でしたが、
有難いおせっかいな外野の人たちの縁から
一年早く、福岡からやってきた弐号機
2019/10/30
決め手は、同じ1973年式のGX-CF
塗られてるけど、憧れてたHAYASHIのホイール
まぁ、あれから30年余りの月日が経ってるんで
写真写りはべっぴんサンでも、それなりに…
いやそれ以上に老いておりました。
とりあえず地獄のチューナーに安全に走れるよう
チェックしてもらって… そん時に発覚。
エンジンメンバーが腐ってます!
クルマ屋さんのストック品から、いい状態のを
使ってもらって、ブレーキまわりもしっかり手を
入れて頂いて… とりあえず、おうちへ~
そこから始まった悲劇(喜劇?)の日々…
外回りは特にボンネットエンドとエンジンフードが
えげつない腐食状態…
トランク(といっても、クーペは前です。)も…
内装をめくってみると…
床がいつ抜けるかわからん状態。
何重にも梱包された「パンドラの箱」
『定年退職のご褒美』を待ちきれず、一年
前倒しして手に入れてしまった罰なのか?
神サマから試練の日々が与えられました…
ネットでいろいろ勉強して、初のFRP体験。
フロアの補強に精を出し…チクチク地獄を乗り越え
「なんとか大丈夫かなぁ」と思えるフロアに…
内装もちょっとオシャレに♡
安物ですが、ホームセンターで見つけたカーペットを~
傷んでた内貼りはノンオリジナルWoody仕様
入手困難なコンソールも工作して…
ボンネットもクルマ屋さんのお宝を譲ってもらって…
どんどん恰好がついてきました。
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苦しいけれど楽しいクルマライフの日々。
でも悲劇は突然に…福岡からやってきて、
一年も経たない秋の朝…
2020/9/12
痛恨のオーバーヒート!(初心者かっ!)
水がシリンダーまで回ってしまう重症…
あんなに世に出た名機LC10Wだったのに、
ガスケットが手に入らないという まさかの状態。
地獄のチューナーと相談して、思い切って製作依頼。
ながいながい闘病生活を経て…
2021/5/22 よぉ~やく復活っ!
また再開した「パンドラの箱」開梱作業。
たまたま色合わせしてくれたカラースプレーGet!
で、素人禁断の『ボディ美肌プロジェクト』に着手。
これも、あとからあとから…モグラ叩きのようで
ゴールが見えず…現在進行中。
何時までも楽しませてもらってます♡
正直、安全とは絶対いえないうえに、パワーもなく
狭っ苦しく苦行を強いられる運転…
他人には何が良いのか全く理解されないコト
も十重承知のコイツですが…
『好きになったんやから、しょーがない』
初恋の愛機
SUZUKI FRONTE COUPE GX-CF 1973y
お肌の傷みのお化粧はいたちごっこの日々、
あいかーらず1速のギアが使えず、発進時にもたつき
後方に気を遣ったり、坂道発進が恐怖だったり…
狭くて、ガス臭くて、うるさくて、パワーがなかなか出なくって…
でも、まだまだ楽しませてもらいましょー。
いよいよ本日イベントでびゅです。
春日まで無事行って、
『コスモクリーナーD(カレンダー)』を入手し
還ってきましょう!
「さようならは言いません。行って参ります!」