(あくまで最近読んだものです)
そろそろ文庫化されたバイ・バイ・ブラックバードなども読んでみたい。
- 仙台ぐらし/荒蝦夷
- ¥1,365
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★★☆
おそらく伊坂幸太郎唯一のエッセイ。
仙台出身の伊坂さんが仙台での自身の身の回りのこと中心に書かれたもの。
悪くはなかったが、村上春樹とは対照的に伊坂さんはエッセイになると魅力が半減している。
自身でもエッセイは苦手と書かれていたが、やはり伊坂さんは小説で読むべし。
- 伊坂幸太郎全小説ガイドブック (洋泉社MOOK)/洋泉社
- ¥1,260
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★★★
こういうのはテンション上がります。
同じ登場人物が複数の作品に登場するのは伊坂作品の特徴の一つなので、こういったまとめ本はニヤニヤしながら読むことができる。
ただ、情報量のわりにまとまりが悪く、図書館て借りて正解だなと。笑
- モダンタイムス(下) (講談社文庫)/講談社
- ¥690
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★★★★
モダンタイムスは(上)を読み終えて、んー何とも言えないなーというのが正直な感想だった。
(下)を読み始めた時もそんな感じだったのが、登場人物・井坂好太郎が全面に出てきだしたところあたりから面白くなってきた。中盤から終盤にかけては次が読みたくて仕方なくなるほど。
本作は、現代文明と人間の醜い思考が交錯して生み出された“悪しきモノ”と戦う物語である。
劇的に物語が展開するのは後半にかけてであり、それまではゆっくりと、まるで一つ一つに事象を検索しながら進めていくような、そんな感じである。
本作の欠点を敢えて述べるならば、魅力的な登場人物に出会えなかったことだ。
たとえばオーデュボンならカカシの優午、砂漠なら西嶋のように変な奴だが憎めない登場人物に出会うことができた。それがなかったのだけが唯一残念。
最後に本作は『魔王』の続編となる物語である。
未読でも問題はないが、魔王を読んでからモダンタイムスを手に取る方がよりその世界観・バックグラウンドを楽しめる。
- I LOVE YOU (祥伝社文庫)/祥伝社
- ¥670
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恋愛短編小説集。
伊坂幸太郎の名前があったので手にとったが、わりと普通だった。
もちろん、伊坂幸太郎が書く恋愛小説なのでひねりのあるストーリーにはなっている。
が、如何せん作風ゆえにテーマにとらわれない方がいいのかもしれない。
あとは伊坂節の効いた“無駄な記述”がやはり短編では味わえない。これが決定打。
他に石田衣良など著名作家の短編も掲載されているが、どうも読む気が起きない。
短編小説に魅力を感じるのは手に取るまで、なのかもしれない。
そんなことを思った。
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