いつも読んで頂き、ありがとうございます。
先日のお稽古では、Yさんが炭点前をして下さいました。
新しい方と一緒に席入りし、本来なら拝見しない、風炉の中を見せて頂きました。
「炭でお湯を沸かす」事を初めて見たそうです。まあ、ほとんどの日本人がそうですよね。
風炉ではお点前中に「灰」を触る事はありませんが、「灰」がたっぷり入っているから断熱材となって、風炉が触れる事、灰が足りないと火鉢なども熱くなりすぎる事など、お話ししました。
くぬぎの里山から切り出した木が、炭になり、灰になって、循環していく。
SDGsなどということばが霞むほどに、繰り返してきた日本の暮らし。
お茶をする事が、少しでもそこに繋がっていると思うと嬉しいです。
十六夜(いざよい)の月。
九州では、雨の被害が大きいそうです。少しでも早く復旧しますように。
お茶の輪、着物の輪が拡がっていきますように。