宅建受験生の皆様、宅建試験お疲れ様でした。
さて、今年の試験の個人的な感想ですが
○権利関係
権利関係は範囲が広く難しいのは例年通りで、今年も改正点は含まれ難しくなるとの予想ではありましたが
見たことないテーマもあって心が折れてしまう受験生の方も多いと思います。
暗記で自信をもって切れる肢が少ないので手ごたえを感じられない問題だったのではないでしょうか。
権利関係
問1はいきなり判決文ですが賃貸借では大切なテーマです。70%くらいの問題、
問2は改正点で出題予想はされていたものの注意しないと全部正しく見えてしまう問題60%
問3の民法で個数というのも大変なのにこのテーマで個数は厳しかったのではないでしょうか?40%
問4は配偶者居住権は1と2で迷う問題かとおもいます。50%
問5は正解肢は基本知識の問題80%
問6は債権譲渡の予想されたテーマですが正解肢の言い回しは難しいです60%
問7は不動産の試験で自動車の問題でハートでもいけるので60%
問8は不法行為の工作物責任という重大なテーマ70%
問9はテキストにのってないので難しい部類のテーマ、離婚経験者が身近にいると有利なテーマだが50%
問10は選択債権という宅建試験では見ないテーマ30%
問11借地借家法で重要テーマ、事業用=公正証書との表面的な暗記だと1で間違えるけど取りたい問題60%
問12借地借家で重要テーマ2できっちりとりたい。4の定期借地は通知しないと延長されるが絶対更新にはならないという点を
理解していた稼働が60%
問13は4で基本知識80%
問14は単独申請できるかの不動産登記法では基本的知識4で迷うが60%
民法は範囲が広いのでそもそも隅々覚えてというやり方ではなく
現場で考える思考力をつけるのが大切だと思います。
覚えてないことはできないではなく、読んでその場で考える力があると良いですね。
過去問の丸暗記に走らずどうしてそうなるのかをじっくりと基礎をやるのが良いです。
総括すると
問5と賃貸借・借地借家法の3問のうち2問はとりたいです。
一見難しそうな問題でもあきらめずに考えると選べる問題もあることから
例年通り最低7点~程度は欲しいです。
○宅建業法
個数問題が4問から5問になりましたが
個数問題の中に細かい知識がなく,~除く的なひっかけも多くなく
昨年よりやや易化して
ケアレスミスでの失点が許されない問題でした。
ただ最近は言い回し=日本語の解釈で間違えてしまうということがあります。
宅建業法も過去問の丸暗記では難しくなってきました。
ただ、20問中落とせる問題は1~2問、多くて3問でしょう。
合格には今年は最低でも18点~は必要かなと思われます。
○法令上の制限・税・その他
制限は難問と取りやすい問題が顕著でした。
都市計画法と建築基準法、所得税がどの問題も難問でした。
不動産取得税は4番にひっぱられなければとれる問題です。
以外は過去問にてピンポイントでとれる問題でした。
最低6点~8点が目安でしょうか。
○5問免除科目
問47以外は比較的取りやすい問題でした。。
ラスト1週間3時間程度の勉強で3点~4点いける問題です。
最低3点~が目安でしょうか。
日々の努力の結果を
たった一日、しかも2時間という短時間で出さないといけないのは
本当に大変なことだと思います。
ただ、今年の試験は終了しました。
うまく行った方もうまく行かなかったかたも
とりあえず一段落!
ゆっくり休んで気力を充実させて下さい。
合格ラインには各学校、指導機関によって
若干の違いがあります。
LECでは35点±1としています。
LECでは解答速報会で頂いたマークシート及びネットで頂いているデータを
もとに算出した数値です。
ただし、これはあくまでも予想であり
本当の合格点は合格発表まではわかりません。
受験生の皆様はこの合格予想点に一喜一憂することなく
合格発表まで試験勉強で出来なかったことをやるとか
試験から離れてゆっくり過ごすことをお勧めいたします。
と綺麗事言ってもだ。
合格発表まで気が気でない日々が続いてしまう。
以前発表した水野心の一言絵葉書バージョンにも
こんな作品があります。
気になってもいいじゃない
にんげんだもの (みずの)
と言うことで気になる方は発表前の1ヶ月半
徹底的に気にしてみる。
これはある意味
宅建試験を楽しみ、味わい尽くす作法のような気がするのである。
LECとは関係なしに出してるのですが
今年の私の予想点は
面白味もなくすいません
35点±1点で行きます。
解いた時のの感覚では
昨年と比較して業法がいつもどおりかやや易化(+1)
法令・税その他がやや難化(-3)
権利は改正もあり昨年と同じ又はとらえにくい問題があった(ー1)
5問免除(±0)
なので体感昨年の38点→35点くらいかと思いますが
近年の受験生のレベルの上がり方と受験生の増加の考慮
昨日のデータサンプルの収集場所が雨のところが多く、自信のある受験生サンプルが多かったという点(-1)
を考えると絞り切れないのが私見です。
今年は昨年ほど40点超えの報告は少ないですが、45点超の方もいたりとか難しいですね。
今後、業者の受験生等の聞き取り等により状況を分析して行きます。
変わることもあれば変わらないこともあります。
今年は12月にも試験があるのと
11月の賃管試験の情報がブログではメインになります。
合格点状況変われば最近初めたTwitterにて発信致します。
フォローよろしくお願いいたします。
賃管水野塾の詳細は後程出します。