小さな頃、母に落語の本を買ってもらった事がありました。


落語の好きな松山の祖父の家へ私が遊びに行くと


『座布団を持っておいで』


と言われ、扇子を持たされ落語の暗記をさせられていました。


落語の中でも一番好きだったのが


『平林』


新座市にある平林寺を舞台にした落語だと教わったのですが


『平林』にお使いを頼まれた男がこの漢字の読み方を忘れ、通りすがりの人達に次々尋ねて行くと言うお話し。


『たいらばやしか、ひらりんか、いちはちじゅうのもくもく、ひとつやっつのとおきっき』


『平林』という漢字にはこんなにも呼び方があるのだと、子供ながらに思わされた落語でした。


人によっては読み方が違い、言葉の響きで雰囲気すら変わってしまうわけです。


結局男は『平林』に無事に到着するわけですが


なかなか辿り着けない歯痒さに、面白みがあるわけです。


私自身の不器用さにも類似している所がありますね。


わからないことは人に聞かなくちゃならないし、沢山の言葉の中から選ばなくてはなりません。


いつも色んな考えや、言葉を教えてくださる私の周りの方々に対して


感謝を忘れないようゴールまで人生を歩んで行きたいものですね。




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