5月も残り僅かです。
6月は祝日のない月ですね。
去年は友人と蛍を見に秩父まで行ったのを思いだします。
友人は蛍を生まれて初めて見たと感激していましたね。
わたしの故郷には、それはもう蛍がわんさかいましたよ。
確か10月頃まで飛んでましたね。
今もまだ蛍はいるんでしょうか?
あの美しい景色を思い出すと
その景色の中に必ず死んだじぃちゃんがいます。
あたしが初めて作った曲はうちのじぃちゃんを題材にした
『九州の男』
という曲でした。
ユニコーンかよ
的な感じですけど…。
ライブでこの曲をやった時は、
身内が皆、涙を流しまして
そっくりな奴らが皆泣いているわけですから、少し恐いですよね。
私が介護職についたのも
シベリア帰りの頑固で短気なじぃちゃんが、デイサービスに喜んで行っているという話を聞いて
デイサービスって何?
と思い興味を持ったからですね。
私が中学生の頃にじぃちゃんに尋ねました。
『ねぇ、じぃちゃん幽霊っていると思う』
『おらん、知らん。』
『じゃあ、じぃちゃんが死んでもしあの世があったら
幽霊になって出て来てよ。』
『わかった』
そんな約束をしましたが、出て来ませんね。
幽霊になったうちのじぃちゃん。
負けず嫌いですからね。
ホントはいるのに出て来ないのかもしれません。
でも私は信じますよ。
幽霊はいないってね。