10/13 映画「日日是好日」公開 | 日日是、滝沢恵

日日是、滝沢恵

☆芝居をしています。(劇団THE SHAMPOO HAT、ケイエムシネマ企画 所属)
☆下北沢でメキシコ料理店、テピートを家族でしています。
☆表千家流茶道をしています。
☆昔はフィギュアスケート選手でした。
☆3匹の猫をこよなく愛しています。
 
日々のことを。

あと1ヶ月となりました。

10月13日に公開される映画「日日是好日」。

少し参加させていただいております。



作者の森下典子先生ご自身が、茶道に出会い魅せられ、茶道と歩んだ四半世紀を綴ったエッセイ。

そのエッセイを黒木華さん、樹木希林さん、多部未華子さんらが出演されての映画化です 。




私自身、祖母も母も表千家流茶道の教授。
特に祖母は生涯をかけて茶道に没頭したような人でした。

なので、物心ついた頃から茶道は身近にありました。

茶道が生活の中でかなりの割合を占めていたと思います。


それがいつしか、劇団に一生懸命になり、店を始め、いそがしくなり。
茶道命の祖母が亡くなり。

そんないろんなことが重なり、茶道とすっかり離れてしまっておりました。



たくさん不義理をしてしまいました。

顔向けできない方々がたくさんおります。

申し訳ない気持ちもいっぱいで心苦しくあります。





昨年、この映画のお話をいただき、クランクイン前から、茶道の稽古があり、リハーサルを重ねました。


私にとっては、5年ぶり?もっとでしょうか?久しぶりに点前をし、お茶室でお茶をいただく。
茶室での、あの独特の時の流れというかあの独特な空気を久しぶりに感じた時間でした。

茶道と久しぶりに面と向かった時間でした。





この映画、メインの撮影場所はお茶室です。
こんなにもお茶を取り上げている映画は今までにありません。


茶道をされている方々、原作のファンの方々、大森立嗣監督映画のファンの方々などにはもうすっかり話題の映画ですが、
茶道好きな方だけでなく、いろんな方の心にのこる映画だと思います。



原作者の森下典子先生自ら茶道監修されました。


原作通りの朗らかでユーモラスでおっとりされた森下先生が、リハーサルや撮影のときに、いつも穏やかにいてくださるのがとてもうれしく感じていました。


茶道のお稽古場での風景、四季の移り変わり。美術、小道具、光。
すべてが実に美しく、とても丁寧に描かれた映画です。



この映画に参加できたこと、本当に幸せでした。