先日、390用のイグニッションAssyを買ったという話をしました。破壊してしまった125用プラグキャップを390用と交換して動かしていたので、390用のコイルは丸々残っていました。まぁ、外枠がサビサビで酷くボロに見えたのが使わなかった理由なのですが、それも在庫として持っていれば錆を取ったりする時間もあるワケです。
先日タンクのサビ取りをした時にリンスで使ったラスト1L程度のサビ取り溶液(10倍希釈)に付け込んで、390用のコイルはピカピカになりました。
綺麗になれば当然使用したくなる訳ですが、プラグキャップだけ元に戻すのも芸が無い。という事で、お手軽価格なケーブルとキャップを購入して移植する事にしました。
上のコイルが125用。390用のキャップは125のより長かった…まぁ付きますが。
そしてサビ取りした390用コイル。そこにNGKのパワーケーブルを付けました。
この手の商品は車種専用品でなければプラグホールに入っていきません。という事で一番スリムなヤツをチョイス。それでも、先端部分のパッキン形状がかなり邪魔だったため切除しています。汎用品なんてこんなモノです。
ケーブルは本来、ジョイントを使ってノーマルからパワーケーブルへと変換するのですが、それもロスになるのでコイル根元から交換しました。
そもそも、キャップを移植した時にノーマルケーブルのショボさを見たからこそ、高効率ケーブルに交換しようと思ったのに、途中で継ぎ足しとか話になりません。全交換一択です。
コイル側もキャップ側もネジ釘タイプのジョイントになっているので、手間ですがコイル側も格闘して根元から外しました。ちなみにコイルはバジャージ製でした。チャイナより良いのか?
無事装着完了。こんな事をしてるDUKEは少ないでしょうねぇ。首曲げタイプだと全長が足りない感じだったのでストレートタイプにしたのですが正解でした。長さ的に250だとギリギリ、390には厳しい感じでしょうか。ヘッドカバーにフタをするゴムは純正流用で、穴を拡大して装着。250だとギリ摘まめそうですが390はキビシイだろうなぁ。
さて、新ケーブル&キャップに変えてどうなったかと言うと、自分的にはレスポンスがかなり良くなった感じがします。3速でちょっと引っ張ると一気にブラックゾーンまで回ってしまう…早めのシフトアップを心がけないとエンジンに悪そうです。みたいな感じで、前回交換したプレミアムEVOとの相乗効果か、よく回る点火系になったと思われます。ファイナルを47T以上にすれば相当加速も良くなりそうですが、最高速が著しくダウンしそうなので当面はコレで。
しかし、小排気量だからこそ、こういった地味なグレードアップが積み重なってマシンが早くなるんですよね。原付に乗ってた頃に戻ったような感じで、こういうちまちました改造は大好きですわ。次はどこをイジって早くするか、とか考えてる時が楽しいってものです。
それと一緒にOBD2も新しいの付けました。
小型でBluetooth接続できるヤツです。iPhoneでも接続できました。
アプリは色々あるのでまた試していきたいですが、Car Scannerというアプリが評価良かったのでそれを使ってみています。
IGコイル周りいじくってたら、なぜだかまたチェックランプが点いてしまったので、早速アプリで消せるかチェック。モニター付き診断機より細かく表示が出てビックリでしたが無事にエラーも解除できました。
FUEL Xの燃調調整が甘いのか、何かするたびにチェックランプが点くのでこれはありがたい仕様です。KTMの車両、というか125DUKEの場合はエラーを解除するには電源オンでエンジンがかかってない状態で無いとできません。一旦キーOFFしてから再度ON、エラー解除してエンジンスタート、という流れになります。
ナビ用に使っているiPhone XSにもこのアプリを入れたので、今後は旅先でも大体のエラーは解除できるでしょう。あと、多彩な項目の数値をカスタムして表示できる機能も面白くて、吸気温度やアクセル開度といった普段目にしない数値も表示してくれるので楽しいですよ。レースしてる人にはありがたい機能でしょう。
こんな感じで今年のバイクいじりは終了。後は念入りに洗車すれば年越し準備も完了といったところでしょうか。
今年は予想外なトラブルが頻発して、バイクに乗れない期間がけっこうありました。予測不可能なトラブルには備えなんてできませんが、まぁそれなりに整備スキルはあるので維持に問題はないでしょう。
来年は走るだけにしたいものです。


