先日から四苦八苦しているとおり、何をやっても解決しないブレーキ鳴き。

冷えていると鳴かないのは確かのようだが、ブレーキなんてすぐ温度が上がるもの。

最終手段的なアレを試してみる事にしました。

それがコレ。

アンチノイズシム。sbs製です。

温度変化が少なくて、弾力性のある材質で作られたコレは、パッドとピストンの細かなズレを抑制する、という感じの後付けパッドシムです。

なんか最近はブレンボ用の冷却フィン付きシムなんかもあったりするが、アレはアホみたいに高いので却下。格安なコレを採用。なんせ効果ナシだったら悲惨だし…

早速外してあったZICOOパッドに装着。どうせならこっちで実験してみたい。

という訳でこんな感じに。

全面には足りてませんが、ピストンが当たる周辺がカバーできれば問題ナシ。

なにせ両面テープで固定という仕様なので、超高温になるレースでは使用不可。パッケージにもSTREETと書いてありますからね。

レビューでもレースで焦げた云々と書かれているとおり、超高温超負荷状態が続くレースでは使用できません。

今度こそ上手くいってくれ!と祈りつつ、パッド交換をして試走開始。

なにせ鳴く時は最初のブレーキングで分かります。ほんの100m程度で判別可能ですが、今回は静か。

おぉ、効果あったか?

と思いつつ近所を試走。幸い我が家近辺はアップダウンが激しく、ちょこちょことブレーキを使わされる面倒な道なのでこういうテストには打って付けの地形。

そこそこ走り回って、怪しい音が1度一瞬だけあったような?そんな感じで試走終了。

キャリパーOHやローターのセンター出し等で若干は減っていたブレーキ鳴きが、ほぼしなくなりました。

 

とにかく苦労したこのブレーキ鳴き対策ですが、ここがダメ!みたいなピンポイントで片付く問題ではなく、ブレーキシステムトータルで影響しているのは間違いないでしょう。

何しろ春前からあちこち交換して、どこが原因?という状態でした。

鳴いているのはキャリパー内側ピストンのどちらかで、センターが出ていないローターを押さえ続けた結果、ほぼピストンが動かない状況で固着。そこから内部消耗でピストンが揺れていた、のではないかと推察します。

左右ピストンが同じだけ動いてローターを押すようになれば、力は分散して設計どおりの性能を発揮してくれるでしょう。パッドグリス程度では抑え込めない微振動が出ていたと思われます。

まぁ、これからも乗ってみなければ分かりませんが、試走して最初は良くても帰り着くころにはキーキー鳴きだすのが常でしたので、今回の様に一瞬鳴いた?程度で帰り着くまで静かだったのは本当に久々な気がします。いきなり静かになって不気味な気もしますが、こっちが正常なので慣れるしかないですね。

 

ブレーキ鳴きについては色々とweb上でも目にしますが、色々な方法があるので試してみるよりありません。まずはパッドグリスから。

今回のsbsシムも効果があった人と無かった人に評価が分かれているので、絶対コレ推しという訳ではありません。選択肢の一つと思ってください。

追記ですが、0.5㎜程度のシムを噛ませただけでもブレーキタッチは変化します。ちょっとふわっとした感じ?で、カチッとしたブレーキが好きな人には向きません。街乗りでは余裕を持ったブレーキングをしてください。まぁ、馴染めばまたタッチの変化もあるでしょう。

また、特殊な材質とはいえ、劣化具合は不明です。これに関してはおいおいチェックしていかなければならないでしょう。

 

ようやくストレスなく走れそうです。

もう寒くなってきてしまいましたがね…