2005年10月05日

「思春期の性を考える②」by岩室紳也氏(講演会)を聞いて~性教育編

テーマ:教育

(承前)

さて、後半は性教育について。

 

6 なぜ、性教育なのか、エイズ教育なのか

講師はなぜ、性教育なのか、エイズ教育なのか、とよく聞かれる。ズバリ、それは子どもがそこに関心を持っているから。

岩室講師の場合、子どもの世界に入っていくアプローチとして、この話題しかない。

若者の問題で、エイズの問題は氷山の一角。

しかし、岩室氏がエイズを語れば子どもは興味があるから受け入れる。

ちなみに、「夜回り先生」の水谷氏が子どもに受け入れられるのと同じ(水谷氏の場合はそのアプローチが「薬物から生き方を語る」ということ。これも子どもが興味を持つ点)。

 

7 性との出会いは必要不可欠なプロセス

人は性との出会い(二次性徴)で必ずストレスを感じる。そして、悩む。

男性→強烈な性欲

女性→生理の苦痛

しかし、

今は以前と比較してはるかに悩みが少ない。

女性は生理用品の品質向上、男性はセックス年齢の低年齢化により、性の悩みが著しく減少

我慢を学ばない

つまり、

 

二次性徴のストレスが少ない(を避ける)→セルフコントロールができない=我慢できない→レイプや暴行につながる

 

8 コミュニケーション能力をはぐくむ

大人がやるべきは「声をかける」ことから。

 

余裕がない、客観性がない→経験、想像力、志の欠如→切れる、引きこもる。

 

失敗はしゃべってストレスを解消するもの。

心の病のうち、統合失調症と躁うつ病は薬物療法が大切。
神経症、虐待、切れる→カウンセリング、家族へのアプローチ、環境の整備を。
安易に精神科に連れて行くと患者に害があることも?

 

引きこもりは家族も引きこもりが多い=環境が要因になっている。

 

 

そこで、

 

カウンセラーなどが親と話すこと→一時的なストレスを経て、ストレスマネジメントへ。

 

9 子どもの学びをどうサポートするか

子どもは誰かに学ばなければならない。

その際、

性格かつ科学的なことを自分の経験を絡めて語る。

コンドーム、携帯など、すべてを否定しようとするが、そんなに簡単なものか?

なぜなら、

性は人を選ばない。

 

小説『Deep Love』、あるいは芥川賞の『蛇にピアス』を見よ。

オーラルセックスと膣外射精が出てくる。これは50代では驚くが、普通の感覚。世代間でセックスに関する意識が違う。そして、芥川賞と言うことはいわゆるギャルではなく、まじめな高校生が読んでいるということだ。

 

男性の意識も時代とともに変化している。

 

セックスの方法を学ぶ場はAVしかないのが現実→あれは普通か?明らかに変。歪んでいる。→これは子どもに伝えるべき情報。本当の感想を伝えよう。

 

男性は彼女の月経周期を把握しているか。月経の周期を把握する目的は?

講師の場合は、旅行の日程などの気遣いのため。

 

エイズの感染経路はイ.セックス ロ.輸血 ハ.薬物のまわしうち、この3つ。要は、普通の人に関係があるのはイ.のみ。

つまり、

エイズはコンドームをしないすべての人の問題→何人かがコンドームを使うことで多くの人の感染を防げる。

 

 

男女の性欲は違う。

女性は多様である。それを今の子どもには語らなければならない。

 

中高生はノーセックスが一番。「でも、するならつけよう、コンドーム。」 しかし、万能ではない。

 

 

10 自殺の増加について

死が縁遠くなった。

死を語らない、身近に死がない。

だから、

死が怖くない→自殺

 

11 マザーテレサのことば「愛の反対は無関心である」~子どもに関心を

マザーテレサは「愛の反対は無関心である」と言った。

「愛のしるしがコンドーム」相手に関心を持とう。

中高生がセックスしていいか?

あなたがその親なら、

「責任が取れないならダメだ」と言う(次は「できたら育てろよ!」)

 

社会にはいろいろな声があるのは当然。

しかし、残念なのは、各地で自分の考えだけを押し通す動きがあるということ。

多様性を認める社会を作り、若者に本音を伝えよう。

 

子どもの部屋でエロ本やAVを見つけたら、感想を置いておこう。

 

講師がとにかく伝えたいことは、

「子どもが健やかに育つ環境づくり」

 

12 多様な価値観の中で子どもが育つ環境を

槙原バージョンの『世界でひとつだけの花』とともに、講演終了。

講師は、SMAPバージョンより、槙原バージョンが好きだと言う。

多様な生き方を伝える歌。

そして、

槙原もマイノリティであるゲイとして、また、薬物という挫折も経験している・・・・。

 

以下、松本の感想です。(コンドームの使い方などは割愛。講師ホームページ をご覧ください。)

講演をすべて聞くと、いかに一部の岩室バッシングが一部を取り出したものかがわかります。岩室氏は性を語るのはやむをえないからだと語ってくださいました。

私は、かんかんになって「学校でどんどん性教育を!」と騒ぐ議員は気持ち悪い、岩室氏のようにコミュニケーションの一形態としてセックスの本質を捉え、生きるすべとしての性教育のあり方を伝える良い講師がいるなら、若者の生きる力に資すると思いました。そして、工夫と思いやりに満ちた講演を多くの若者に聞かせたいと切に思いました。

さて、マザーテレサの言葉以上に印象に残ったのが、岩室氏の言葉。

引きこもりなどの人々はコミュニケーションが苦手。それを踏まえての

セックスは最も難しいコミュニケーション」。

深いです。

 

(しかし、コミュニケーションの大切な問題をうかがった後で、講演終了後、講師にほんの少し話を聞こうと思ったら、某議員が延々質問。周囲を気にしない。ほかの人々が気づかせようと周囲をうろうろしてもどこ吹く風。世の中うまくいかないものです。)

 

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