こちらは、王府時代より『ハンタの御嶽』と呼ばれ、
意外と広い公園で、南側には
「長嶺グスク」や「高津嘉山」が良く見えます。
特に、南風原の夜景が
キレイに見えるということで有名です。
昔は、クワディーサー(モモタマナ)の大木が
あったことから、「クワディーサーバンタ」
と呼ばれていたそうです。
戦前までは、『衆人相撲(スニンジマー)』と言われた
相撲大会が恒例行事で、
近隣から多くの人が集まったそうです。
現代でも復活させると、
地域おこしのイベントとして
盛り上がるかもしれませんね。
楽しそうです。
さて、入口右手には、
霊石が祀られている「前ヌ殿」がありました。
「友寄の神」が祀られているそうです。
次に南側の崖付近には、
三つの拝所を合祀した御嶽がありました。
向かって右側は、長嶺グスクへの遥拝所で、
中央は、ジーチガミ(土地神)でサジャカイ
(授かるの意で、神を斎き祀る)の拝所、
左側は、米の発生地である受水走水(三穂田:ミフーダ)
への遙拝所であるクサンの御嶽とのことです。
それにしても見晴らしがよく、
遠く糸満方面をよく見てみると、
与座岳がはっきり見えます。
崖下に国場川が流れていることもあり、
軍事、政治、経済の面からみても、
要所であったことが伺えます。
あと、公園の西端には、
大きなガジュマルが2柱あり、
まるで夫婦のように寄り添って生えていました。
なるほど、縁結びの夫婦神様が天下りされるので、
デートスポットとして有名になるのですね。
納得しました。
いずれにしても、
すばらしいエネルギーが流れている場所なので、
元気を取り戻されたい方は訪れてみてください。