今日はマイコーチのレッスンだった。

ずっと打ち合ってくれるし、私が出る試合の想定で相手になってくれる。ありがたい。

そして、やはりどうにも勝てそうにない。

現実は厳しい。

ミス多いし、攻めるタイミングは間違うし、相手のことも見えない。


昨日の個人レッスンで、若いコーチに尋ねられた。

「試合志向なんですね?」


とんでもない、15年テニスをしてきて一度も試合には出なかった。

仕事あってのテニスだから、仕事に支障をきたす試合には出ないと決めていた。

試合に出たのは昨年が初めて。

しかも、個人で参加できる試合に限っている。


3年前に癌になって、テニスができる治療を私は選択した。

そして、スクールでテニスを続ける気持ちも、ヒッティングコーチとエンジョイゲームを続ける気持ちも無いことを悟った。

試合に出たい。

競技スポーツをまたやりたい。

子どもの頃の夢を、人生の最後に追いたい。


だから今、世界のトッププレーヤーと同じコートに立てるのが嬉しい。

全力を尽くして闘うことが楽しい。


なんてことを、若いコーチには言えない、重すぎるからね。

だから、スクールのレベル判定に一喜一憂するよりも試合に出たいと答えておいた。


それから、外国に住むつもりだったのに途中で断念したから、その夢の続きも叶えたい。

自分に残された時間を意識するようになって、自分の本当にやりたいことがわかるようになった。ありがたい。