会社のイントラネットに「通知・お知らせ」というページがあります。
ここには人事異動の通達から食堂の献立まで、社内の様々な情報が掲載されます。

今週は仕事がバタバタしていたので、今日数日ぶりに「通知・お知らせ」を見ました。

目に飛び込んできたのは同期の訃報でした。

彼とは新入社員研修の時に数回話した程度で、部署も全く異なり仕事でかかわることもほとんどありませんでしたが、
身近で面識ある同世代の人が亡くなったことはショックでした。


彼の予定表をイントラで見てみると、ゴールデンウイーク前までは普通に仕事をしていた様子。
しかし、ゴールデンウイーク後は会社に来た形跡はありませんでした。

推測するに、ゴールデンウイーク中に急病に倒れたか、事故にあって生死の境を彷徨いながら遂に逝ってしまったか…

訃報に目を戻す。

 ― 享年34歳

あまりにも早すぎる。

 ― 喪主 ○○△△殿(故人ご令室)

奥さんいたのか…もしかして子供もいたのかも。

そう考えていると、自分自身の人生も考えるきっかけになりました。


これからも自分に未来があると当たり前に思っているのではないか、

若くして亡くなってしまった人たちの無念さを思うと、自分の生き方はまだまだ甘いのではないか、

残された我々ができることは、残りの人生を精一杯生きることしかない、改めてそう感じました。

机の整理をしていると、以前に知り合いの方からいただいた

パナソニックミュージアムの資料が出てきました。

読み返してると、なんだか初心に帰らされる気になります。

その中から、一つ紹介します。

「徹底した感謝と反省から新しい創造が生まれてくる」

当たり前にやらせてもらっている仕事に対して感謝しなければいけません。

そして、徹底した反省からイノベーションが起きます。

「徹底的に感謝」、「徹底的に反省」できていますでしょうか。

自分自身に問い直したいと思います。

今朝、会社の同僚が、体調不良でお休みするとの連絡がありました。

その時点でなんとなく嫌な予感がしたんですが、

夕方にインフルエンザの診断をうけたとの連絡がありました。

おそらく、3~4日は休みになるでしょう。

今の時期、戦力が減るのはかなり痛い。

といってもこればっかりは仕方がないこと。

いつ自分も逆の立場になるかわからないですし。


忙しいことをいいことに、このようなリスクを見逃していました。

まずは、このような事態を想定すること、

そして、挽回策を用意しておかなければなりません。


そして、自分自身の健康管理も忘れないように。


いつも読んでいる小倉広さんのメルマガ
「一隅を照らす」
にとても印象的な記事がありましたので紹介します。

記事を読んだだけで目に涙が溜まってきました。



人は叱るだけでは変わりません。

認めてあげることで変わることがあります。

そのことは、子供の教育だけでなく、

部下の教育でも同じではないかと思います。


上に立つ人というのは、まずは人間力があることが必要最低条件ではないか、

最近そののように感じています。

そこで思い出したのが、中国の四書の一つである『大学』を読んだことです。

その『大学』は「大学の道は明徳を明らかにするに在り」という言葉で始まります。

では「明徳を明らかにする」ためにはどうすればよいか、

それが「陰徳を積む」すなわち「人知れずいいことをする」のが一番の近道だと思います。

陰徳と呼べる「良い行ない」というのは、

自分の利害に反してでも行なうような振る舞い、

というようなことだと理解してます。



私自身えらそうなことは何も言えませんが、

少しでも陰徳を積んでいこうと思います。