いつもありがとうございます!

笑顔と子どもをの竹内まさおりです^^

 

建設委員会視察3日目は「みやぎ型管理運営方式」についてです。

 

現在宮城県では、上工下水道事業の各事業を小規模個別にて指定管理制度にて委託しております。

そして、委託期間は4、5年間。

しかし、老朽化する上工下水道設備の更新費用や、今後の人口減少による収入減が課題となっております。

そこで、より効率的な事業運営を模索すべく、個別で行われていた上水道、工業水道、下水道の管理運営を一体的に、長期間に官民連携を行うことに決めました。(これから実施)

 

サンディング調査の結果、9事業を一括委託することが最も効果的との判断をされたとのことです。

 

コスト削減効果はなんと、今後20年間にて335億円~546億円。

人材の融通や規模の経済による薬剤等の調達コスト減、また、長期間に渡る契約のため、センサーの設置など、大型の初期投資も可能になるとのことでした。

また入札自体も、自治体が行うより民間が行った方が合理的に行えるとのことです。

 

 

しかし、もちろん、水道事業はヒトの命に関わる事業です。

安かろう悪かろうではいけません。

民間委託を不安する声もありますが、これまでも民間委託で行われており、単純に種類の異なる事業が一体的に委託されるだけであります。

また、事業者の選定基準も、価格の点数が占める割合は2、3割とのことで、質や地元雇用などを重視されるとのことでした。

さらに、先行している静岡県浜松市での事例のように、付帯事業等も期待しており、浜松市では、ウナギの養殖食や太陽光発電など、他の事業展開での収益が創出されるのも、民間主導ならではの良さだと仰られておりました。

 

かなり事業効果が期待できそうなみやぎ型管理運営方式。

水道法の改正などまだ実現にはハードルもあるそうですが、行財政改革に挑戦する自治体の取り組みは、その姿勢自体が参考になりました。