こんにちは、歯科衛生士の出口です。
最近はあたたかく過ごしやすい日が多くなりましたねスマイル
春は新緑や花がきれいな季節なので、天気がいい日は外に出かけたくなります音譜


今回のブログではPHIJ10周年記念講演に参加した報告をしたいと思います。
4月8.9日と東京で行われ、院長、副院長と3人で参加してきました。

 

PHIJとは、『Perio Health Institute Japan』の略で、世界標準のエビデンスに基づいた歯周病学やインプラント分野の教育を日本で受けることができる場です。
2014年から院長、歯科衛生士の長岡と私が受講しています。


1979年にアメリカで創設された『Perio Health Prefessionals』が母体となっており、その創設者である元アメリカ歯周病学会会長のMcGuire先生やScheyer先生の貴重な講演を聞くことができるめったにない機会だったのでとても楽しみにしていました。

 

講演では歯周病で失った歯槽骨を再生する最新技術やインプラント治療について症例を見ながらわかりやすく説明がありました。
また歯周病を引き起こすリスクについても研究データと関連付けて解説があり衛生士にとっても興味深い内容でした。

 

この講演を通して、歯周病になってしまった後の治療法はレベルアップしていても、それよりも大事なのは天然歯を守ることだと感じました。
どのような治療を施しても、天然歯に勝るものはありません。
さらにその天然歯はむし歯や歯周病にならなければ、健康なまま一生涯使うことができるということも再認識しました。

『歯が無くなればインプラントをすればよい』という考えではなく、忘れてはならないのは『歯を守る』ことであるという思いが伝わってきた講演でした。

 

歯科衛生士は、むし歯や歯周病を予防し健康なお口の中を維持していく役目があります。そのためには患者さんごとのリスクを把握し改善するための知識やスキル、予防の大切さをつたえるコミュニケーション能力等、まだまだ身につけていくものがたくさんあるなと実感しました。

 

これからも医院全体で学びを深め、患者さんとともにお口の健康を守っていけるよう頑張っていきたいと思いますがんばろー!