こんばんは。
今日も仕入れに行ってきました。
いろいろ回ったけど、商品が揃うか微妙なところです。
さて、なぜ今回改装することにしたかですが、
今回の改装は店長の悲願でした。
今回が30年営業してきて初めての改装です。
ということは今ある什器や棚は30年前の昭和仕様のもの。
当時の本屋の棚はいかに商品がいっぱい置けるかに意識が行っていて
お客様にどう見せるかという意識が足りなかった。
だからたくさんの本を置けるように棚差しがメインで、面出しに向いていない。
そんな棚に無理やり面出してみても、いまいち冴えない。
だから問屋や他の店でせっかくいい本や文具や雑貨を見つけて仕入れても
光進堂ではいまいちになってしまう。
こんなことを10年繰り返してきました。
それが少しですが改善されるかと思います。
全面改装する資金も勇気もないので、今回はどうしても改良したい
部分をやることにしました。
商品構成はどちらかというと、本よりも文具・雑貨が増えます。
というか本と文具・雑貨を融合させます。
本は減らすというよりは余計なものを絞り、もっと面白い本を探したいと
思います。
余計な本と書くと怒られそうですが・・・
例えば光進堂には『結婚式のスピーチ』に関する本が30冊近くあります。
いろいろな出版社から送られてきた本を並べたらこんなになりました。
ところが結婚式のスピーチをする人って1日何人くるでしょう?
果たして30冊も必要でしょうか?
そりゃスピーチをする人にとってみれば、30冊の本の中から選べるのがベスト
でしょうが、商売という視点から見ると効率が悪すぎます。
そんな効率を考えつつ、他店にはない・面白い本を並べるという
光進堂の哲学を貫いてゆきたいと思います。
あと、こんなこと書いていいんか分かりませんが・・・
『リニューアル記念改装セール』とかやりません。
そりゃいい機会だし、目玉商品何十%オフなんてやれば
お客は来てくれるかもしれません。
でもそんなセールで集まるお客がこれからも光進堂を利用してくれるとは
思いません。セールの時だけ、目玉商品だけで終わってしますと思います。
むしろ普段来店されているリピータの方がセールの混乱で離れてしまうことの
方が怖い。
実際このあたりの店でも、新装や改装のときは行列ができるほど人が集まる
のに、1か月もすれば閑古鳥が鳴くなんてのをたくさん見てきました。
だから普段通りやります。実際商品も改装時に揃っていないと思います。
段々揃えてゆき、年が変わるころに完成する予定です。(笑)