コンピュータ将棋によって変わるもの変わらない物 | 精一杯生きてみよう

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タイトル変えました

確実に変わるのはカンニング防止だろう。

ただ、将棋ファンとしての自分と、
ソフト屋としての自分によって考え方はまちまちな所がある。

将棋ファンとしての自分なら限界まで
カンニング防止の為の措置を取って欲しくはなかったりする。
アパートにできた燕の巣みたいな物で、
単体ならアパートには影響が殆どない。
むしろ微笑ましい光景だったと思う。
そして、つい最近まではそんな状態だったと思う。
ただ、今の状況は近いうちに燕による被害が出るのはわかっている
そんな状態で、さていつ駆除しようか。そんな所だと思う。

ただ、棋士から携帯電話を取り上げて、
休憩時も将棋会館の規定の場所でご飯を食べる事を
強制するような事態を
ファンとしての自分は見たくなかったりする。
(勿論、最終的にはそうなる日も来るのかも知れないけど。)



ソフト屋としての自分としては
カンニング用のソフトを作る人が出る前に
対策を講じて欲しいと思っている。
ハッキリ言ってカンニングソフトを作るのは簡単だ。
携帯電話に局面図を入れてメール等でPCに送ればいいだけ。
私にはできないが、ある程度強いアマチュアでも、
盤面を記憶して携帯電話上に再現する事は簡単。
後はその盤面情報に対しての答えを受け取るだけでいい。
多分、腕のいいプログラマなら1月もあればお釣が出る筈。

もっとも今日の段階でそんなツールを作っても
ハッキリ言って役に立つとは思えないが、
(人間が逆立ちしても勝てないぐらい
PCが強くならないと役に立たないので。)
近い将来そう言うソフトを作る人は出てくると思う。
ソフトがあれば使いたくなるのが人情な訳で…。




変わるかも知れないのは
研究へのソフト利用が増える事かな。

ただ、これは私がプロじゃないので
良くわからないってのが本音。
ただ、第5局のGPS将棋のように
人間が間違えたとは思えないけど
それでも勝ってしまう。
とか、そんな状態になれば、
使わない手はないと思う。



変わらないのはプロ将棋の面白さ。
今までもこれからも変わらない。
例え完全解析されたとしても同じ。
(完全解析については誤解もあるようだし
記事を書きたいけど、4時間ぐらいかかりそう…。)