二刀流・イチローが引退の地・東京ドームで完投勝利を飾る！☆東京ドーム観戦記【2022.11.3】
祝日の今日は東京ドームへ。あのイチローさんが率いる草野球チーム「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜チームとの対戦が行われるということで、楽しみにしていたのです。
ドームへは試合開始45分前となる12時45分には到着したものの、入場ゲートには長蛇の列！遥か先の最後尾に並んだのですが、入場までに30分以上もかかり、席に着いたのは試合開始の何と10分前でした。危なかった（苦笑）
そしてあっという間にプレイボールの時間が来ました。チームを率いるイチロー選手（今回は選手としての出場ですのでこう呼びます）の横には、今シーズン限りで現役を引退した松坂大輔選手（同じ）の姿がありますね。
イチロー選手の姿を観るのは、2019年3月に同じく東京ドームで行われたMLB開幕戦以来。それからもう3年半が経ちますが、この時の球場の雰囲気はよく覚えています。この翌日に現役引退を発表したんですよね。
（2019年3月:東京ドーム→ レポ ）
この試合では「9番・ピッチャー」の二刀流としてスタメン出場するイチロー選手。まずは初回のマウンドへ上がります。
しかしフォアボールのランナーを許すと、福知山成美高校の森崎選手が右中間を破るタイムリースリーベース。高校野球女子選抜チームが1点を先制します。
その女子野球チームの先発は、神戸弘陵学園高校の日高投手。しかし直後の1回裏にKOBE CHIBENが満塁のチャンスを作ると、澤本選手の2点タイムリーで逆転することに。
そして2回にはお待ちかねのイチロー選手の最初の打席が回ってきました。現役を引退してから3年以上が経ちましたが、あの美しいルーティンはそのまま！ここはファーストゴロに倒れるも、やっぱりこれを生で観れるとテンションが上がります！
イチロー選手の最速は130km/h台ですが、高校の女子野球ではかなり速い球速とのこと。2回以降もズバズバと投げ込み、サクサクと打者を打ち取っていきます。
そして2打席目を迎えたイチロー選手でしたが、ここもサードフライに倒れてしまいます。それでもやっぱりこの打席に入る姿は雰囲気がありますよね。
そして4番・ショートで出場の松坂選手は、何と4打数3安打1打点の大活躍！守備や走塁ではミスもありましたが、やっぱり身体も大きいですし、目立ってましたね☆
そして第3打席はまたまたファーストゴロ。これまで4000本を超えるヒットを打ってきたイチロー選手ですが、さすがに引退してから3年以上経つと難しいものなのでしょうか。
それでも投げては高校女子選抜に全くスキを与えず。とにかくサクサクと試合が進んでいきます。
そして8回にノーアウト満塁の大チャンスで最終打席を迎えたイチロー選手でしたが、ファーストゴロでのホームゲッツーに倒れてしまいます。エキサイトシートのフェンスを叩いて本気で悔しがっている姿が印象的でした。
結局9回を投げ切ったイチロー選手。131球を投げて打たれたヒットはわずかに2本と、完璧な投球内容でした。試合終了の整列に、誰よりも深く頭を下げている姿がまた印象的ですね。
試合後はインタビュー。一生の思い出になったという高校女子選手と、こういう機会を続けていきたいと語るイチロー選手。あの独特の口調で思いを語ってくれて、いい時間が流れた気がします。
そして高校女子選抜チームの選手たちに何やらアドバイス。選手たちが直立不動で話に聞き入っている姿がまたよかったです。
両チームでの記念撮影。
そしてこの試合、KOBE CHIBENの応援を務めていたのは習志野高校吹奏楽部でした。試合後にはイチロー選手がチーム全員を率いて一礼してましたが、これもいいシーンですね。
…ということで、試合は後半にも追加点を重ねたイチロー選抜 KOBE CHIBEN が勝利！サクサクと進んだことで、わずか2時間4分の短い試合でした。
そして試合終了後には何とイチロー選手がエキサイトシートのファンに（確か）15分ほどもサインをして回るという大サービス！エキサイトシートにすればよかった（苦笑）
そしてスタンドからの拍手に応え、グラウンドをあとにしたのでした。
今回はもちろんイチロー選手が観たくてチケットを購入していたのですが、試合が終わるまで一切笑顔を見せなかったイチロー選手にはホントに真剣に取り組んでいるんだなぁというものを感じましたし、高校野球女子選抜チームにとっては夢のような時間を過ごせたことを考えると、ホントに今日ここへ来てよかったと思いました。
イチロー選手によれば今後も続けていくとのことなので、また来年の開催を楽しみにしたいと思ってます。
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