神戸の県庁。一般質問。何人かの新人議員も登壇。うち1人は同じ会派で西宮市選出のK県議。初質問で目的が明確なものばかり。現場のこともよく把握されていてまさに即戦力といった質問だった。


後刻、他会派の新人も含めて関係者が月旦評(『後漢書』許劭伝)を寄せてくれた。最初の本会議質問の機会はその議員が何のためにここに来たかを示すものであるはずであり、私も注目している。それが不明確な場合、のちに変わることはないというのがこの世界で多くの政治家を見てきた私なりの結論でもある。その点でも今年の本会議は興味深い。

 

今日は県庁舎の建て替えに関しての質問もいくつかあった。職員の出勤率4割について、全国自治体初となるとの知事答弁もあった。テレワークやグループミーティングのオンライン開催等とあわせて、県庁舎のダウンサイジングや建設費のコスト削減ができるという。


批判的な議員からの意見にはモデル実施後に職員からアンケートを取って丁寧に進めて行く、今は昭和ではなく令和、若い職員からの提案を受けてのものとも答弁していた。


私は間違いなく昭和世代だし、昭和的な考え方に染まっている。出勤率4割を前提に兵庫県職員になりたいという若い世代が本当に多いのかどうか分からない。公務員になりたい人の志向とは異なる気が多分にするが若い人には聞いていないのでわからない。


昨日、大企業の管理職2名とこの話もさせてもらったが、在宅勤務を志向する社員には共通するような特徴があるとも聞いて妙に納得した。この問題については職員の皆さんの意見も聞きながら引き続き注視していきたい。

 

本散後、議員連盟の設立総会。水産議連、播磨臨海地域道路網促進議員連盟の総会に出席。後者は引き続き副会長を務めることに。

 

夕刻、岸田総理が異次元の少子化対策に関する会見を行う。

https://www.sankei.com/article/20230613-2TGVKIZWRNKVBD5G4OAMETCAYU/

 

あまつさえ人口減少社会を迎えていたのにコロナがそれに拍車をかけた。毎年の子どもの日の子どもの数が○年連続で減少しているという話もつらい。




高校生世代への手当を支給して、逆に扶養控除を廃止するといったアクセルとブレーキを踏むような話も出ていたが、会見ではこうした表現を否定していた。政治と省庁間の意見の違いや争いなど容易に想像できる話である。

 

出生数の減少の前に婚姻数の減少も堅調になり、独身率も増加している。日本よりも少子化が進む東アジアの先行事例がほとんど成果をあげていない。文化や宗教的価値観など東アジアの固有の話にも行き着く…。特効薬などないのである。

 

https://www.dlri.co.jp/report/macro/154989.html

 

https://japan.hani.co.kr/arti/international/45985.html

いずれにしろ国の存続にも関わる最も重要かつ喫緊の課題であることだけは間違いない。遅れれば遅れるほど後世にマイナスとなる。極めて重要な施策である。

 

昼食はラッセホールのダイニングユイット8番地の出前弁当。