事務所。その後、眼科へ。2月の健康診断で要精検の結果が一つあった。最近同級生らに体調を崩す人なども出ていて身体のケアも必要と考えて行く。眼科に行くのは15年振り、記憶の限りだが人生で3回目だ。

簡易な眼圧測定や眼底撮影などのあと、精密な視力の測定。専門の看護師さんによる視力測定は初めて。ここのところはっきり視力が落ちていると自分自身で感じていた。この本格的な測定も良い機会だ。

検査最初から当たったり外れたり。見えないな、見えないなと、やはり落ちてるんだ。結果は「右1.5と左1.2」。えっ!!健康診断結果を渡していたのでその視力からスタートしてたんですね。見えてないのは2.0のものだったんだ。これだと近年の数値からは落ちていません。

「過去に2.0あったような人は少し見えなくなっただけで大袈裟に見えなくなったと感じる人が多いんです」と。この視力で見えないと感じるのは加齢による眼の筋肉の衰えで焦点が合うまで時間がかかるようになったからだとの説明を受ける(^_^;)。

その後、先生による診察。精密眼底検査。まず目薬による麻酔。「少し染みますよ」。ハイ(染みるんだ…。実際は殆ど染みなかった)。「検査機器が眼球に触れるけど麻酔して痛くないから大丈夫」。ハイ(ホントに痛くないのかな…。実際は全く痛くなかった笑)。

結果は「眼底の血管もきれいだし、眼圧も基準以下で問題なし」。「眼圧検査のときにフッと目に空気がかかるときに緊張して高く出る人がいるんだけど、あれ嫌いですか?」ハイ、あれあんまり好きではありません(要はビビりということか。確かに俺ビビりだ(*_*)…)。ということで、眼は健康だったが、加齢やビビリが判明した(苦笑)。ありがとうございましたm(_ _)m。

その後、神戸の県庁。一昨日に続き各会派代表者会議。下記リンクの事項について協議決定。



その後、県職員の感染や国補正予算の編成後に県の補正予算が必要となることの報告も。

その後、K副知事が控室に来訪。意見交換など。

夜、テレビを見ていると麻生財務大臣が特措法に基づく店舗等への休業要請、特に休業補償について記者会見で発言していた。


この他人事のような発言には驚く。今回のような緊急時に取り崩せる基金、つまり財政調整基金(兵庫県は財政基金)の金額については自治体間で大きな差がある。都道府県では東京都が別格だ。大企業の本社が圧倒的に東京に集中しており法人関係税収が他の府県とは比べものにならない。東京都以外には営業補償が出来る基金がないと事務方に聞いたうえでの発言だろう。


東京都の都債残高と財政調整基金残高の推移(下)。なんと8400億円もある。

財政調整基金とは別に、上の表の都債(借金)4兆円返済のための減債基金残高は1.4兆円。都財政の改善傾向も顕著に現れている。

ちなみに兵庫県の財政(調整)基金は以下の通り。32億円余り。2桁も違う。残念だが比較にならない。

財政基金のすぐ下に県債管理基金があるがこれは一般的には減債基金と言われるもの。県債償還(借金返済)のための資金。外郭団体を含めてかき集めた資金も含まれ実際には財源対策としては活用できないこととなっている。

この際、兵庫県の県債残高もUPしておく。
県債残高は4.9兆円と東京都より多い。

この表がテレビ番組が報道され、反響があったということでSさんが送ってくれたので追加しておく。家庭で兵庫県の財政が話題になったという。なぜか表にない。残念ながら33億円ということで東京以外の府県と比べても最も余裕がないということになる。

また、国の補正予算の財源は建設国債と特例国債(建物のような裏付けのない赤字国債)つまり借金が見込まれているが、地方自治体の起債目的は限られており、国のように裏付けのない赤字県債は発行出来ない。つまり補正予算で借金して営業補償することは出来ないということだ。

コロナの影響で本当に困っている人のことを考えたら、都と他の府県との財政格差により分断を生むようなことを言うより、東京都以外は地方交付税の交付団体で財政が厳しいんだから国の新たな交付金を活用しろ!くらい言えないのかな。

また、私自身、財政をよくしておくことが必要と初当選以来議会で発言してきた。近年ではあいつまた言ってると思われていると思う。こういったときに改めて考えたい。有事の際に思い切ったことが出来ない。実際、現在の財政では国頼りにならざるをえない。