神戸の県庁。県議会文教常任委員会の但馬丹波地区管内調査のため出発。途中、教育委員会の本日付職員処分事案の説明を受ける。

その後、篠山市にある県立篠山産業高校。高等学校における通級による指導実践研究校の調査。




LD、ADHD等の診断を受けた生徒や小学校や中学校で通級指導を受けていた、または希望する生徒を放課後の時間で受け入れ、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を通じて人間関係構築力を高め、円滑な学校生活、社会生活をおくるための支援を行う。実際の受入状況を含めて説明を受けた後、質疑応答。特定の案件のためネットでのUPは控える。

その後、生活科のブドウ販売実習の取り組み見学。ピオーネ収穫後の販売準備作業中。実際に学校で販売している。地元では美味しいと評判のブドウだそうだ。

未成熟のぶどうを切り落とす作業

一人の男子以外は全員女子学生でしたね。


試食させてもらいました。久々のフルーツ。美味でした。

販売用の専用箱

メロンの栽培も

販売場所

その後、同市内にある県丹波教育事務所。管内概要の説明を受けた後、質疑応答。




私からは平成27年度の公立高校学区統合の影響等について確認。旧丹有学区(丹波・篠山・三田市)でも導入前には下記リンクのような声があったが杞憂だったという。


下表の数字上でもはっきりしている。「孟母三遷」という言葉があるが、伝統校もあるし、交通条件もあり、他学区への流出はほとんどなかったということ。第二学区全体でもあまり影響がなかったと言えるかもしれない。





その後、丹波市内にある県立柏原高校。教育ICTの常設による教育効果実証事業の調査。



インターネットと常設のプロジェクターによる常設ICT教育の取り組み。当校では、1、2年生の全12クラスの教室に設置されており、その初期導入予算は約530万円とのこと。

※ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)。

その後、実際の授業の見学へ。教室の黒板上に設置されたプロジェクターからパソコンの内容が黒板に表示され、必要に応じて板書を行っている先生も。




国語の教科書に芥川龍之介の「羅生門」の話がありますが、黒澤明が監督した映画を少し見せることで映像でイメージでき、想像が拡がったとか。理科・生物では、心臓の動きを動画で見せたり、地理・歴史では外国の様子をリアルタイムで見せたり。

とはいえ、定年後の再任用の教諭と非常勤講師の授業ではITCは使われていませんでした。堪えてほしいとの話だったそうです。色んな形態の授業があって良いですね。

文部科学省は今後、紙の教科書からタブレット教科書に置き換える方針を示していますが、そうなるとランドセルの重量化や置き勉云々の課題は昔話といった話になるんでしょうね。

字を書く行為が脳を活性化し記憶につながるといった話もありますので全部をITにするのはためらいもありますし、ICT授業で先行している国では成績向上の結果は出ていないとの話もありますが、時代の流れに抗うのも難しいんでしょうね。井上校長先生によるとICT導入による生徒の反応は良いとのことです。

また東進ハイスクールのような遠隔地での衛星授業のような取り組みも県ではモデル事業を始めて検討することにしていますが、学校の統廃合を避けるためのコスト削減策として使われる可能性もあるでしょうね。時代はどんどん進んでいます。

当校は先行モデルケースですが、他の学校への導入も時間の問題でしょうね。

当校は旧制柏原中学で、福知山出身の芦田均元首相の母校でもあります。地元選出の石川県議によれば兵庫県内の高校で首相を輩出したのは、この学校が唯一とか。

同窓会館に『山光無古今』(さんこうここんなし。編年体の歴史書「資治通鑑」で有名な宋の司馬光(温公)の言葉。(時代とともに様々な変化があるが)山の色は今も昔も変わらないという意)の書が掲げられていました。


旧制中学開校時に1期生の手で植えられたという楠