夏休み前にもう少し見たいと言いつつ、結局夏休み終わったし。😞

時間の使い方でどうにでもなる

…という時もあるけど、そうもいかない時もあって。

テレビの録画や読書なら今でも何とかならなくはないけど。

時間と場所の縛りに自分が合わせるしかないというのが、状況的には結構厳しいなぁ。

とはいえ、自分のリフレッシュのために、もっと時間の使い方を上手くしたい。

希望としては週1、ん?多いか??

当面の目標として月1、仕事の量にムラがあるから、年平均で良いけど。

 

さて、以下はネタバレありの私の偏った感想になりますので、これから観る予定の方は回れ右でお願いします。

 

まず、子役が良い。

子供の頃はサクサク進むのだけど、赤ん坊から中学生まで繋いでいくのに、割と似ている子を、しかもキチンと演技の出来る子を揃えたなぁと感心。

最近見たドラマでは、若い頃(高校生位)と成人してからが全く同一人物に見えないほど似ていない配役に違和感ありありだったこともあって、そういうことに気を取られないのは嬉しかった。

各年代、それぞれ想像出来る大変さと、健常では気づけないこともあり、「私の生きている世界」の狭さを知る。

 

私が特に感動したというか、映画の根幹と思う場面が2つあった。

1つ目は小学生の主人公が理不尽な嫌疑をかけられ、それに気づいた母親が全力で守ろうとして出てきたが、戦う母親を見て、主人公が悔しさと悲しさとやるせなさ等、感情がぐちゃぐちゃになって駆け出してしまう、その走っていく小学生の自分と交差して出てきた高校生に見えた中学生に成長した主人公。

最初は一気に高校生になったかと思ったが、話から中学生と分かるのだが、

っていうか、吉沢亮、中学生やるかー(笑)

そこからの反抗期もプラスされた親への複雑な感情が、親として見ると苦しくなってくる。

しかし、この母親は悲しそうで辛そうでありながらも淡々と受け止めていく。

私にはとても出来ないことだ。

 

そして2つ目、これが「やられた!」と思うところなのだが、

父親が倒れて病院に駆けつけた後に東京に戻る時の見送りから、なんと、最初に東京で生活していくことを決めてからの、その直前の時間とその見送りのシーンに戻るところ。

「あ、もう引きずっているのではなく、抱えて消化して生きているのだ!」

と、一気にストーリーが違ってみえるのだ。

その前に東京に出てきて生活している中で、母親への気持ちは落ち着いてきている様子は分かるは分かるのだが、

親が送ってきた荷物の中の手紙を無造作に引き出しにしまうところもあり、延々と複雑な気持ちを引きずっているのではと思わされる。

が、そうではない、成人した大人同士の、家族としての絆を一気に感じるのだ。

そして、それを尚一層感じるのが、エンドロールで手紙が、引き出しにある数々の手紙が…。

親として見るとヤバイですな。

特に男子の親としては。

 

「ふたつの世界」の指すものは、聞こえる・聞こえないだけでなく、コーダとしての子ども・普通に親子の子、おとな・こども、東京に出たばかりのプー太郎状態・書くということに軸を持った自分、その他諸々親への気持ちも含めて多数あると捉えられると思う。

父親が出てくる場面は少ないが、その比率と重さが反比例しているのも良かった。

 

前回2本を1記事でサラッと書いたのもあって、お勧め☆なかったのですが、

今回は

 

反抗期が酷い(酷かった)男子母へのお勧め度  ☆☆☆☆☆

吉沢亮の変化を楽しみたい方へのお勧め度    ☆☆☆☆★

 

という感じです。

 

 

 

こういう映画を息子に勧めて嫌われる母