今回の訪米の主な目的は、ワシントンで開催された日米韓の国会議員会議でした。

3カ国の与野党国会議員があつまり、北朝鮮の問題などについて話し合いました。

韓国側の議員に昨今の北朝鮮情勢について意見を伺ってみたところ、与党の人は大賛成だと言っていたのに対して、野党側の議員たちは反対に近い意見言っていたのが印象的でした。

 

わたしは去年の8月に、日韓議連の経済関係の委員長として韓国を訪問し、文在寅大統領ともお会いしていました。そのとき私は、世界平和のことを考えれば「あなたは金正恩と友だちになることだ」と意見を述べていましたが、まさかそのような事態が半年後にもう実現しているとは、という思いです。歴史は変わる、世界は変る、ということを実感しました。

 

ワシントンではアーミテージ氏にも会いました。アーミテージ氏とは毎年会うことにしています。今回も、日米関係や北朝鮮問題について、氏の考えを伺ってきました。

「トランプ大統領は色んな約束をしてくるが、どこまで実行してくれるかは彼の性格による。日本も万全の構えをしておく必要があるだろう」ということでした。また、氏は「トランプ大統領は各種の言動により、不人気のようにも見えるが、共和党の支持率はそれなりに硬い。ある程度の支持を維持していけば、今後もトランプ政権は続くのではないか」とも仰っていました。

 

その後、ニューヨークに飛んで、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が6月に退任されると報道されていたため、挨拶に行きました。彼は私のアメリカの大学の同窓であり、10年近く親交を温めてきた人です。彼はロンドンに出張中だったので、副総裁のジョナサン・マッカーシー氏にお会いし、経済情勢について意見交換をしてきました。マッカーシー氏は、アメリカ経済は好調であるけれども、あらゆる事態を想定しなければならない。目下一番の関心事は、金利である。金利上昇により、途上国から資金をアメリカに持ってくることになるが、それは世界全体としてはよくないことかもしれない」と仰っていました。

 

昨今、世界情勢が目まぐるしく変わっています。政治、経済の両面から、さまざまなアンテナを広げておかねばなりません。海外の視察は、スケジュールが密で大変疲れますが、今後も人脈、情報確保のために、積極的に行なっていきたいと思います。