じいちゃんは、15時に帰ってから、一度も横にならず、頑張っていました。

前回は先週は興奮状態だったけど、今回は、落ち着いていました。

ただ、疲れ気味なのか、初めての事ですが、

「ちょっと黙ってて。オレは音だけで疲れる」

と言い出したので、(ずっと喋りつづけるじいちゃんに私が言いたい言葉なんだけど・・!)これはラッキーと思い黙ってたら、3秒後には私に話しかけてきます。

でも、うなずいたり、 「うん。」とだけ答えたら

「なんで、黙ってるんだっよ!」と文句が・・。

どうやら、いつも通り、自分と話す以外は誰とも話さずに黙っててということみたいです。

更には

「歌ってよ~。歌おうよ。」と言い出し、歌うと「もう歌わないでよ。アンタに付き合うのオレは疲れた。」と言い、その2秒後には「歌ってよ!何で歌ってくんないの~?」と言います。

ここまで正反対な事を秒違いで、本気で言えるんだからじいちゃんの心は不思議だなあ。とにかく疲れてそうだったので早めに就寝


19時30分 就寝


①22時 トイレ パッド替え 花子さんが応対

「もう起きなきゃ!!学校に行く。」と何度かいう。花子さんが

「もう90歳だから学校はいかなくて大丈夫よ。今は夜よ。」というと

「あれ~??そうかあ!」と言うのだけど、5秒後には忘れて学校の心配。


②1時30分 パッド替え

「寒い寒い。」と言い続けているので、足元にだけ毛布を追加。

トイレに行きたくないという事で、ベット上でパッドを替える。


○部屋を出てしばらくすると、エロモードが始まってしまい、水音(唾液の音)と悶える声にウンザリする。

パンツを下してしまうので、エロモードから脱したら早めにパッドを替えに行こうと決心。


③3時40分 パッド替え

エロモードも終わり、一眠りしてから、今度は歌いだしたので、パッド替えへ行く。

案の定、ズボンとパンツは半分下りていたけれど、トイレに誘うも拒否。

寝たまま、なんとかパッドを替えて協力的だったのだけど、じいちゃんは礼儀正しくはあるのですが、

「ああ、有難うございます~。気持ちいいです。もうちょっと触ってください~。気持ちいいです。ああ気持ちいいです。ありがとうございます。」

と真面目に言い出してしまいました。

直接下半身を触ったわけじゃないのだけど、何だか、気持ち悪くなってしまった。

もちろんこっちは冷静に

「夜だから、もう少し寝てくださいね。おやすみなさ~い。」

と言って、パッパっと終わらせて部屋を出たが、すっごく後味悪い。


ここから、私の気持ちはドッと疲れてしまった。

またエロモードに突入したじいちゃんの部屋からは、エロモード音が始まるし、せっかくパッド替えたけど、また脱いでるだろうなと思いつつ、こっちもぐったりして、寝てしまった。


朝、6時過ぎプーちゃんのお弁当を作っていると、プーちゃんが

「おじいちゃん、どうだった?」

と聞いてくれたので、

「回数的には、楽だし、私は寝てしまったから今はたぶんビシャビシャだけど、何だか、今はパッド替えに行く気になれなくて。実はこんなことがあって・・・」

みたいに少し話しました。

するとプーちゃんは笑いました。(いつもの事で、男性から見たら、そんなじいちゃんは可愛いものみたいなんです)なんだかカチンと来て

「傍から見れば面白いのかもしれないけど、こっちは、本当に精神的にキツイし、嫌な気持ちでグッタリするんだけど。」

と言い放ってしまったら、ぷーちゃんは黙った。


何だかなあ、感覚が違うみたい。プーちゃんは、私が痴漢にあった話を前にした時も、面白そうに笑ったし、その事まで思い出して、イラッとしてしまいました。

違うのだろうなあ・・・。

じいちゃんが性的な事を言ったり、行ったりする行動を、母に(花子)話せば

「うわ~・・それは気持ち悪かったねえ。分かっていても、嫌なモンは嫌だよねえ。」と言ってくれます。

同じ女性だからこその感覚なのかな。


上手く言えないけれど「触ってくれ。」とかじいちゃんに言われるのはまだしも(嬉しくないけど) 「気持ちいいです。ありがとう。」と言われてしまうと、まるで、私がじいちゃんを気持ちよくすることを手伝ったみたいに思えて、それは事実ではないのに、気持ち悪さが倍増しました。

私は、じいちゃんのオシッコが漏れてこない様にパッドを交換しただけで、じいちゃんの性的な事を手伝ったみたいな感じにじいちゃんが捉えたのは、私を落ち込ませるのです。


じいちゃんに対して怒りは感じません。

じいちゃんには悪気もないし、認知症なので、私が孫だとか、恥ずかしいとか感じる気持ちもないです。(特に夜間は)


仕方ない事と分かっていても、精神的に嫌な気持ちになるのは事実です。

それを(じいちゃんの性的な症状を)面白がって笑うプーちゃんにも悪意はないのは分かるけど、それも悲しくなってしまいます。


あ~ああ、疲れたなあ。

なにも介護らしいことしてないけど、贅沢なのかもしれないけど、疲れたな。